困ったときはお互い様、難儀している人は助けたったらええやん、と基本的には思うのです。
私の知っている人に、アフガニスタンのタリバンから日本に逃げてきた、Mさんという人がおられます。
逃げてきたというか、Mさんはもともとドクターで、堺市内の、アフガニスタン支援で知られている病院の先生のご縁で来日されたのです。
日本滞在中は病院で勤務されていて、一時は家族も日本に来られていたみたいですが、しかし難民申請は通らず、アフガニスタンが内紛が少し落ち着いたときに、帰国されました。
ところが帰国直後に、またしてもタリバン大荒れ!
ドクターMは音信不通になってしまいました。
Mさん、ええ人なんです。日本語は不得意でしたが、英語はペラペラ。
私のヘタクソな唄三線を、涙を浮かべて聴いてくれたし、シシカバブーを焼いてごちそうしてくれました。
郷に入らば郷に従えで、イスラムの禁をやぶって、日本酒をガブガブ飲んでおられました。
一緒にバーにも行ったなあ。めっちゃ酒に強くて、イスラムに禁酒の戒律ができたのは、飲みすぎるからとちゃうか? と思ったくらいです。
アフガニスタンの状況も教えてくれました。爆撃で友達一家が全滅したという話も聞きました。
Mさんは政府寄りのエリートなので、タリバンには狙われる、ということだったのです。
帰ってしまった今は、生きておられるかどうかわかりません。
こういう人は、難民として認めてあげたらいいのに…と思ってました。
ちなみに、一緒にいったバーの経営者が、デンマーク人の真っ黒けで背の高いJさんでした。
Jさんは英会話教室の講師もしていて、私も親子で英語を教えてもらってました。
リサイクル・貿易もやってて、やり手の経営者です。
フレンドリーでええ奴だったのですが、性格がズボラでいろいろと管理が悪く、倉庫に自由に出入りさせていた、お友達の外人が火事を起こしてえらいことになりました。
大阪弁も喋れて、面白い奴でしたけど、ちょっと日本人の感性とは離れております。
イロモノ外国人として市内に一人二人くらいはいてもいいと思うのですが、Jさんみたいなんばっかりになったら、日本の文化道徳は壊滅です。
Mさんは守ってあげたかったですが、Jさんはたくましすぎるので、どこなとやっていけるでしょう。ようさん稼いで、税金いっぱい払って~!
基本的に外来種って強いと思います。
日本古来の動植物も人間も、侘びさびを愛し、淡くはかなく可憐です。そういう属性のものが集まって連鎖して循環して成り立っています。
外来種は強いのは、そういう環境に紛れると、天敵がいないからでしょう。
琵琶湖のブラックバスとか、アカミミガメとか、アメリカザリガニとか、アライグマとか、セアカゴケグモとか、セイタカアワダチソウとか、驚異の繁殖力で日本古来の生き物が絶滅危惧種に追い込まれてしまっています。
人間を他の動植物と同列に語ると人権団体に怒られそうですが、同じ理論がなりたつんじゃないかと思います。
天敵がおらず、繁殖力が強く、日本の常識や法律が通用せんみたいな外来種がはびこると、在来種の日本人は駆逐されるんじゃなかろうか?
お人よしにもほどがあります。軒を貸して母屋を取られてはいけないと思います。母屋を取られた日本人は、どこに逃げたらええんや!
お助けすべき可哀そうな外国人と、なんだか侵食してきた外来種とは、きちんと見極めて区別して対応せねばならぬ! と思います。
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