大阪府警のお巡りさんが、盛り場で酔っぱらって暴れ倒している外人を制圧するのに、地面に押さえ込んで膝蹴りを3発食らわせた動画がアップされ、ずいぶん非難されているようですね。
動画は私も見ましたが、なんだか日本拳法の乱取りを思い出しました。
学生時代、少林寺拳法部だった私は、あんまり膝蹴りって使うことはなかったんですけど、日本拳法の連中は、多用しており、というか寝技の決めはほとんど膝蹴りみたいな感じで、いやー、激しいなーと思いながら見ておったものです。
あのお巡りさんも、日本拳法部出身なんじゃなかろうか。
押さえ込まれてなお噛み付いてくる相手に、膝蹴りはなかなか効果的だと思います。モタモタ関節を固めにいってたら、噛みつかれます。
パンチのほうが手っ取り早いと思いますが、グーで顔面を殴ったら鼻血ブーでオオゴトだし、後頭部を殴ったりしたら、命に関わります。
蹴るのなら、立ったまま靴で蹴っ飛ばすほうが楽ですけど、なんだか暴力警官ぽいし、相手が外人だと人種差別といわれかねないです。
おさえこんで、やわらかい生身の膝頭で、どすんと急所に効かすって、むしろ私には優しく見えました。
だいたい、路上でそこらへんの人を無差別に殴っている暴漢なんて、警棒でぶっ叩いて制圧してもいいシチュエーションじゃないでしょうかね。
アメリカだと、撃ち殺されているかも。
やりすぎだ、ひどいといいますが、伏せた状態から地面スレスレに膝を滑らせてきて、腹にぶち込むって、なかなか難しいですよ。自分も擦りむいたりズボンが破れたりするかもしれませんし。
3回も蹴ったのは、はじめの2回は失敗だったのじゃないでしょうかね。
警官が外人に膝蹴りを食らわした、というところだけクローズアップすると、なんだか非人道的に感じますが、イメージだけであれこれいってるテレビの報道とか、鵜呑みにしないほうがいいと思います。
(なお、私はあんまり大阪府警は好きじゃないので、警官をかばう意図はないです。)
ヨットが転倒したら大惨事?
ちょっと前も、琵琶湖で強風が吹いて、ヨットが何艘も、いっぺんにひっくり返って大惨事、なんてニュースがありましたけど、風が強ければヨットはひっくり返るものです。
とくに、あんな二人乗りのディンギーなんて、はじめっから、ひっくり返るようにできております。私がヨットの練習に行っているときは、ひっくり返らなかった日はないです。
風がなくても、レースで無理な回り込みをしたらひっくり返りますし。
観光用のクルーザーが転覆して、ライフジャケットもしていなかった子供達が放り出されたとなったら、これはオオゴトですが、小さなヨットが沈するのは、スキーでコケるのと同じです。
ひっくり返ったまま、自力で帰還できず、モーターボートで曳航されたってのは、腕が未熟だからです。自分の力でリカバリーして生還するのが、シーマンシップってものです。(初心者だと、仕方がない面もありますが。)
もしかすると、とろとろ帰られたら、夕方のBBQの時間に間に合わないんで、浜で待っているお食事係が、しびれを切らして迎えに行ったんじゃないですかね?
実態はそんなのだったとしても、知らない人がテレビのニュースを見れば、未曾有の大事故が起こった! と思ってしまいますよね。
なにごとも、鵜呑みは危険です。
いろいろな政治や社会の問題であっても、偏った報道にごまかされず、多方面から、広く見て、正しく考えるようにしたいものだと思ったのでありました。
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