小学1年生の娘が、けん玉検定を受けまして、7級に合格しました。
おめでとう!
目次
けん玉検定の会場はどこ?
そもそもは、学校の参観日の出し物で、昔の遊びを披露するというのがありまして、けん玉を選んだそうです。
娘は、すっかりハマったみたいで、朝から晩まで、けん玉の練習しておりました。
今どきの子供なので、ユーチューブが先生です。
そのユーチューブに、けん玉検定の様子も出てきたので、「私も受けたい!」となった次第です。
(ちなみに、参観日はインフルエンザの流行で中止になりました。)
けん玉検定って、どこでやってるのかなと、グーグル検索してみますと、ちょうど、直近に大阪で、けん玉の大会(日本けん玉協会杯争奪戦)がありまして、大会終了後に検定があると書いてありました。
会場は、東和薬品RACTABドーム(大阪府立門真スポーツセンター・旧称なみはやドーム)
ほー、こんな大きな会場であるんだあ、とビックリしましたが、アリーナでやってたのはバドミントン大会でして、けん玉大会は、なんだか会議室みたいな部屋でした。
けん玉の大会は、まあ、地味ですね。
難しい技の課題が出て、5人くらいがいっぺんに挑むんですけど、失敗したら減点される方式でして、ほとんどメンタル勝負です。
けん玉素人の私には、想像もつかないような難しい技が次々でますけど、どりゃー、これで、どうだあー! というような派手さはまったくなくて、淡々とこなすか失敗して渋い顔、もしくは苦笑い、というかんじ。
将棋や囲碁の試合みたいな雰囲気ですね。
けん玉検定は大会とセットでした。
けん玉検定は、大会が終わって、後片付けのバタバタした中で行われました。
まあー、大会のおまけって感じですね!
級に挑むのは、ほとんどちびっこばかり。
段の検定は、おひとりだけ、妙齢のおばさまが6段に挑戦されておられました。大会にも出場されていた人でした。
けん玉検定の料金
段の検定は、合格したら登録料とかいるようなのですけど、級の検定は無料です。タダです。
私のとこは、事前にメールで申し込んでおりましたが、その場で、申込用紙に記入して、申し込めるみたいです。
かなりおおざっぱな感じです。
けん玉検定の技
うちの娘は、ユーチューブで予習しておりまして、練習の時から「大皿、一回目、ハイ合格!」などと、受験生と審査委員を一人二役でやって、イメージトレーニングもバッチリでありました。
本番も、ほぼイメージ通りだったと思います。
検定は、何級を受けるか申告するわけじゃなくて、10級の技から順番に挑戦して、クリアできたところまでの級が認定される仕組みです。
10級は大皿に一回乗ればOK。チャンスは10回なので、余裕ですね。
9級は、小皿。
8級は、中皿。中皿というのは、けん玉の底の部分です。
7級は「ろうそく」という技で、剣のとんがっている部分をつまんで、中皿に玉を乗せる技です。玉を炎に見立ててのネーミングでしょう。
6級が、「とめけん」。剣に玉を入れる技です。ここで、10回失敗して、不合格、7級の認定となりました。
玉をくるくる回せば、穴の部分が下向きのまま安定して振りあげられるのですけど、回すのは禁止なので、むつかしいですね。
ちなみに5級は「飛行機」、4級は「ふりけん」、3級は「日本一周」、2級は「世界一周」、1級は「灯台」と、「もしかめ」50回です。
詳しくはこちら。
認定けん玉が必要です
大会に出場するにも、検定を受けるためには、けん玉協会の認定シールが貼ってあるけん玉が必要です。
同じ条件じゃないと不公平ですから、これはいたしかたなし。
娘は、家では、私が子供の頃から使っていた観光地のお土産みたいなけん玉で練習していたんですけど、皿胴の部分がすっぽ抜けたりして、なかなか使いづらく、新しいの、かってよ―とせがまれていました。
で、買ったのは、トリック用のストリートけん玉。パフォーマンスで使うものなら、やりやすくできているんだろうと思いまして。
たしかに、スパッ、スパッと吸い付くように小気味よくお皿に乗るもんで、こりゃええわ、と思ってたんですけど、検定用に認定けん玉が必要だと後から知りまして、追加購入。
トリック用ほどはやりやすくはなかろう、と思ったら、意外や、さらに使いやすかったです。(感覚的に)
正規のけん玉ということになるのでしょうが、そんなに高くもありませんし、これからけん玉を始めるのなら、最初から認定けん玉を選ぶのがいいと思います。
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トリック用は、玉がツートンカラーになっていたりして、穴の位置を視覚的に確認しやすいみたいです。
けん玉検定の服装
けん玉協会のウェブページには、競技参加者の服装が決められていて、協会のマークを付けるとか、ジーパンはダメとか、細かいことが書かれていました。
検定を受けるのは、それに準ずればよかろうと思いまして、トレーナーと、ズボン、上履きを持っていっておりました。
でも、一緒に受けたお友達は、スカートでも特に何も言われなかったし、まあ、なんでもいいみたいです。
下駄履きとか、ビキニとかは、いかがなものかとは思いますけど。
けん玉のコツ
けん玉にコツがあるとしたら、達人の技を実際に見るということではなかろうと思います。
動画で見てもいいとは思いますが、間近で、実際に生身の人間が、アクロバティックな神技を繰り出しているのを見たら、「ほんとに、こんな事ができるんだあー!」と、びっくり仰天して、潜在意識の蓋が外れます。
玉を持って、剣の方を振り回してスポッと穴に入れる「ふりけん」という技があるんですけど、私は、実際に見るまでは、「こんなん無理や」と思ってましたが、見てから挑戦したら、私でもできました。
意識改革というのは、大きいですね。
人類が100m走で10秒を切るのは不可能だと、長年思われていたのが、誰か一人が突破したら、みんな「できるんだあ」と思うようになって、次々と記録が更新されていったという話も聞いたことがありますし。
最高レベルを直に見る、というのが武芸上達の秘訣だと思います。
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