刃物は丹田で切る

去年の9月にサバイバルナイフを買って、そろそろ一年になります。

ようやく、刃物の扱いのコツみたいなのが、ちょっとわかってきたような気がします。

台所のまな板の上での使い方ではありますが。

最初の頃は、よく切れないし、手を切るのが怖いし、手先だけで、こわごわ取り扱っていたような感じでした。

毎朝、リンゴをスパッと両断し、生姜を刻みつづけて1年、これもやはり丹田中心の動作にいきつくのだなあ、と感じてきたところであります。

そりゃそうだわなあ。なんで、これまで気づかったんやろ。

まあ、気付きとは、こんなもんですね。

私、想像力とか、洞察力には欠けているのです。生身の体で感じてみないことには、わかりません。

あなたには、人の気持ちがわからないのよ! と昔からよく怒られてきました。

それはまあ良いとして、健康のためのジュース作りが朝の習慣です。それがナイフ扱いの訓練になっています。

小さいナイフも、全身と一体となって扱うべし、と理解できました。

ナイフを使った後は、研ぎます。別に毎日毎日、研がなくても良いようなものですが、これも習慣です。

研ぐのも切るのも、似たようなものです。

ナイフを研いだ後は、砥石も研ぎます。これも、毎日研がなくても良いようなものですが、なんだか精神修養の儀式みたいになっております。

購入直後は、レモンの皮さえ切れませんでしたが、今は、スッと切れます。アルミの空き缶とか、ペットボトルでもラクラク切れます。鉛筆も削れます。髭は剃ったことはありませんが。(顔を切りそうで怖い)

刃物を研ぐというのは、心を研ぐような気もいたしまして、武術の上達を目指すものとして、日課に入っているというのは良いものだな、とか思っております。

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