表演チャンピオンと陳式推手

前回、自分の通っている教室のことをボロクソに書きつつ「こんなブログ、誰も読んでへん!」と高をくくっておりましたら、本日「読んでます」と告白されました。

げげっ!

当該教室の方ではなくて、公園で毎週お会いする、推手道場にも最近来られるようになった方でした。

とっても真面目で熱心で、推手道場に置いといた私の書いた試作品のテキストを、読み込んでくれて、誤字脱字の指摘までしてくれるような人です。

このブログ、私の名前は書いてないのに、よくわかりましたねえ。まあ、わかる人が読めば、すぐわかるか。

このブログ、同じ道場生のオバサマを、どんくさくて物覚えが悪いとか、好き勝手書いてますもので、「内緒にしといてください」とお願いしておきました。

秘密保持のほど、Yさん、よろしくお願いいたします。いつも美味しいコーヒーありがとうございます。今日いただいたレターセット、うちの娘がたいそう気に入りまして、取り上げられてしまいました。

さて、話は変わりますが、公園には、今年6月に開催された表演大会の自選套路クラスのチャンピオンも毎週来ておられます。市レベルの大会ですけど、陳式太極拳で優勝されました。私より少し年配の女性です。ざっくばらんな大阪のおばちゃんです。

同じクラスに私も陳式双刀で出場しまして、3位でした。出番までの待ち時間に廊下で与太話をしたりして、わりと仲良くなりました。

チャンピオンおばちゃんは、最近、推手にも関心を持たれたようで、公園では、呉式の先生に指導を受けられていました。

でも陳式の人だし、一緒に陳式推手の練習しませんか、と私から声をかけてみました。

チャンピオンは、陳式推手を習ったことがない、ぜひぜひと喜んでくれまして、ちょこっと一緒に練習しました。まずは基本功の対練みたいなかんじから。

優勝するくらいですから、形はすっかり出来上がっているだろうと思ったら、あんがいと、上下相随とか円襠開胯とか、甘いなあと思いました。修正の余地、上達の余地が、まだだいぶあります。

普段は、ざっくばらんで馴れ馴れしい人なんですが、感心したのは、私の指摘とか指導を、素直にハイ、ハイと聞いてくれることです。言い訳や反論もせず、素直に真面目に取り組んでくれます。

私より成績上位で、年齢も上の人です。大概のベテラン勢は私に対してマウントを取りに来るんですけど、態度が全然違います。さすが、チャンピオンというべきか。武徳がありますね。

推手の練習が終わったらすぐ、いつもの感じに戻るんですけど、このメリハリも素晴らしいです。

帰るときに、また教えてやあ~と言ってくれました。真面目に陳式推手に取り組もうって仲間は、ぜひ増えて欲しいと思っておりますので、とても嬉しいです。

最近、真面目に太極拳に取り組む人が、私の周りに急激に増えています。そんな皆様の上達のために、お役に立てられればいいなあと思っております。

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