合気尽くしの一日

太極拳での目標って、特になくて、ただボチボチと向上を目指して、きのうよりモアベターな一日を心がけて、積み重ねております。

で、縁や運に乗っかって、いろんな人との交流も増えておりまして、先日は、一日の間に3人もの合気の人と手合わせしていただきました。

合気柔術の人と、合気柔術の人と、合気道の人だったようです。ほか、意拳の人と、太極拳の人も。最初の合気柔術の人は一度お会いしたことはありましたが、あとは皆初めての方々です。

合気の研究のために推手を学びたいという人もいるし、独自の研究と修行の成果を試したいという人もいるし、なんか猛者が集っているそうだから、混じって遊びたいという人もいたようで、参加の動機は様々のようですが、面白いです。

ひとりひとり、手合わせした感じも全然違っていて、とっても刺激的。

私はいつも、手始めに相手の出方を見て、その人の流儀に合わせて、技をかけあって転がしたり転がされたりするのが好きです。一方的にならないよう、お互いに楽しみたいと思っています。

しかしこの日、終了間際というか、もう時間でーすっていうのに、まだ挑んでくる方がおられまして、私もあせって、相手の流儀を探る前に、自動的に体が動いて石畳の上にすっころがしてしまいました。

あわや、頭を打ち付けるところでした。あぶないあぶない。

たいがい最初の2,3手で、転がしていいレベルか、よろしくないレベルか判断がつくのですけど、急に慌ててだったので、判断する前に転がしてしまいました。

相手の人には、申し訳なかったですが、実は自分としては、嬉しかったのです。

太極の勁が自動的に発動する体になっていた! と気づきまして。

かつて、N先生は、ふいに後方からぶつかってきた原チャリを無意識に弾き飛ばしたそうですけど、もしかしたら私もそのレベルに近づいてきたのかも。

山のてっぺんはまだ見えないけれども、蝶を追いかけていたら、結構高いところまで来てた、みたいな気分です。

 

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