乗馬体験しました。馬歩がわかりました。

子育て

子供の春休みの旅行で、ワールド牧場で一泊しました。

ワールド牧場というのは、大阪府富田林市にある、動物とのふれあいのテーマパークなのです。

一泊するほど遠くもないのですが、ワンちゃんとお泊りできるというのがミソです。

マンションぐらしでペットの飼えない我が家ですが、ここならワンちゃんをレンタルしてロッジで一泊できるのです。

利用は二回目。前回は甲斐犬、今回はエアデール・テリアです。

私が子供の頃は犬を飼っていたので、犬と暮らすというのもいいなあと思うのですが、なかなかままならぬ世です。せめて時々、犬と過ごすのも良いものです。

ワールド牧場のレンタル犬は、よくしつけられていてフレンドリーなので、小学生でも安心です。二日間、楽しく遊べました。

さて、犬のことはさておき、馬です。

乗馬体験をしました。乗馬といっても、係の人が紐を引っ張って、パカパカ歩く馬にまたがって広場を一周するだけというものですが、たいへん勉強になりました。

なんの勉強って、太極拳の馬歩です。

私も自分の太極拳教室で、馬歩は馬の鞍にまたがっているような感じでーなどと説明しておりますが、自分自身、馬の鞍に跨ったことがなかったのですよね。

バイクはいろんなのに乗ってきましたが、やはりバイクと馬は違いました。

まず、その大きさです。

私が乗せてもらったのは、クォーターという種類の馬で、黒王号みたいにめちゃくちゃでっかいということもないと思うのですが、バイクよりは遥かに巨大です。足が地面に届きません。というか、台に乗らないと跨げません。

馬に跨って股を広げる感じが、ちょうど3歩半の陳式の馬歩の感じです。

鞍が良くできていて、内股にピッタリ吸い付きます。

鐙(あぶみ)に足をかけるように指示されていなかったので、足は宙ぶらりんなのですけど、くるぶしまで馬の胴体にピタッと巻きつけると、すごく安定します。

バイクの場合、太ももの内側でタンクを挟みますが、ふくらはぎのあたりはエンジンとかキャブレターで、マシンと体は接触はしませんね。

馬だと、足全体がピッタリ馬に引っ付く感じなのです。

おおっ、人馬一体とはこういうかんじか?

(撮影者:娘)

パカパカ歩いているだけなので、偉そうなことは言えないのですけど、少々走っていただいても乗っていられるような気はしました。

内股の絞り具合、やはり実際に乗ってみるとシックリするような気が致します。

鐙に足をかけると感じが変わるかもしれないのですけれど、昔々は鐙はなかったということですから、これが本来の人馬一体なのでしょう。

鐙が発明されたのは西暦290~300年頃ということですので、それよりかは新しい太極拳の馬歩は、鐙を履いている状態が基準になっているのではないかとは思うのですが、馬の鞍を挟み込んでいる感じは同じでしょう。

馬歩、よくわかりました。次のレッスンからは、より実感を伴って説明できると思います。

 

コメント