私はサッカーに興味がないので、ワールドカップは見ないのですけど、日本人の観客が、試合後に、応援で散らかした自分たちの席を、きれいに後片付けをして、素晴らしい!と称賛されていたり、掃除人の仕事を奪う!と批判されたり、いろいろなようです。
もしかしたら、ゴミ拾い1キロあたり何円という出来高制の掃除人システムがあるのかもしれませんけど、自分の席を掃除したくらいで、掃除人の仕事はなくならへんやろ、と思いますが、それはさておき、後片付けは日本人の良きアイデンティティだと思いますので、世界のどこでも、貫いてもらいたいなあと思います。
後始末キッチリは、招く方も訪れた方も、お互いに気持ちよいと思うのです。
私自身、不動産管理業務の一貫として、ビル清掃もしてますが、綺麗に使ってもらえていると嬉しいです。
私は海外旅行はしませんが、日本国内で旅館に泊まったら、ベッドメイクまではせずとも、わりと整理整頓して部屋を出ます。(ほとんどは妻が片付けるのですけど)
レストランに行ったら、セルフサービスで返却するシステムでなくても、お皿とかコップとか、揃えて席を立ちます。汁とかタレをこぼしていたら拭きます。
スーパー銭湯に行けば、トイレのスリッパは人の分まで揃えます。
電車の席に、缶とかペットボトルを置き去りにはしません。
いつも太極拳をしている公園にごみが落ちていれば、拾ってゴミ箱に入れます。
まあ、自己満足です。自分ちは、そんなに整理整頓されてはおりません。
自宅では毎度毎度、後始末してるわけでもないですが、よそに行ったときは、そこを離れるわけですから、立つ鳥跡を濁さずですね。
武術的に考えると、後始末は、護身術でもあり、損失の回避でもあります。防犯、防災にもつながります。
後始末が悪いのは、隙だらけってことでもあります。
ゴルゴ13は、髪の毛一つも現場に残しません。
そんなわけで、私は、後始末をする日本人サポーターを、称賛する立場であります。
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