アラジンストーブという名前は知らなかったんですが、私が小学生の頃はこれが教室にありました。
昼休み前に、クラスの実力者が、お弁当箱を乗っけて温めていた思い出があります。
面積が小さいもんで、おもにいじめっ子的ポジションの子が弁当を温めておりまして、弱っちい子は、冷や飯食らいでありました。
ですので、私にとってアラジンストーブは、あこがれと劣等感の象徴だったのですけど、大人になって使ってみると、風情があって、ええもんです。
(写真は、鍋とヤカンと足を温めているところ。)
目次
アラジンストーブとは
もともとはアメリカのアラジンという会社が作ってたランプだそうです。アラジンといえば魔法のランプですものね。
それを暖房機器にしたのが、英国アラジン社で、ただしくはアラジンブルーフレームヒーターといいます。
日本では、ヤナセが輸入代理店として、1957年より販売が始まったとのことです。
NHKドラマの「ととねえちゃん」には出てきませんでしたが、「暮しの手帖」で最優秀石油ストーブとして評価されてよく売れたということでした。(ウィキペディアより。)
アラジンストーブとエアコン どちらがいい?
暖房器具として、暖かいのはどちらかと言えば、普通の家庭のお部屋なら、やっぱりエアコンじゃないでしょうか?
最新のエアコンは、つけっぱなしでも電気代も安いですし。
アラジンストーブつけっぱなしは、灯油を消費します。灯油を燃やしているわけなので、換気も必要です。
ただ、アラジンストーブには、ヤカンがつきものです。(魔法つながり?)
しゅんしゅん湯を沸かしていれば、室内の乾燥は防げます。インフルエンザの予防には良いでしょう。
それに、寒い冬に「あったか~い」と、感じるのは、ストーブの方ですね。
エアコンだと「室内の温度が外気温より高い。」というかんじですが、ストーブは、「ひゃはー。生き返るぅ」という実感があります。
アラジンストーブの使い方
スイッチを入れれば自動的に点火する平成時代のストーブとは違いまして、アラジンストーブは、マッチやライターで火をつけるという、ちょっと面倒なマニュアル操作が必要です。
まずは、灯油をポンプでいれます。燃料計を見て、吹きこぼれないように注意。
ストーブの上の部分を倒して、カチカチと調整ダイヤルを回し、芯を少し出してライターなどで火をつけます。
火がついたらカバーをもとに戻します。青い炎が正常で赤い炎は燃焼不良です。ダイヤルでうまく調整します。
消灯はボタン一発でOKです。
アラジンストーブのメンテナンス
アラジンストーブは、メンテナンスが必要です。
芯も減ってきますので交換が必要になりますし、たまには煤落としもしないといけません。
煤落としをしていないアラジンストーブを久しぶりに使ってみたら、マックロケの煙がいっぱい吹き出して、部屋中が煤だらけになってしまって、大惨事でした。
久しぶりの使用前には、お掃除をしておきましょう。
しかし、使い捨て時代の現代から見たら、手入れをしていれば長年使える昭和の工業製品は、なかなか愛着が湧くもんですよ。
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