太極拳ではない推手

いつも推手でお世話になっておりますN先生のおすすめで、大阪で月1回開催されている推手の集まりに参加してみました。

私の身の回りの太極拳の人々って、ほぼ高齢者なんですが、ここの集まりは皆さんの若い!

20人ほど集まっておられましたが、40代50代がメインということで、私と同世代中心と言って良いでしょう。

そしてなんと、太極拳の集まりでもない!

まあ、半分くらいは太極拳の人らしいのですが、空手や合気道やら柔術やら、いろいろな人が推手の研究、練習をされているのです。

歓迎していただき、いろんな方と相手をしていただきました。

他武道の人の推手って、拙力使いまくりの荒っぽいものではないかと想像したのですが、そんなことはなくて、皆様結構丁寧に粘っこく、勁を使っておられました。

四正推手をする人もおられましたが、大方は、フリースタイルです。定歩でやる人もいるし、歩きまわる人もおられます。

陳式の大捋推手をできる人もいて、これは私も普段相手のないことで、思う存分楽しめました。

みんなスタイルが違っておりまして、私も突然あらわれた異質な人ということになりますが、手を合わせた人の多くが、すぐに、私の使った技巧を使われようとしたのには驚きました。

吸収力、研究意欲が凄いです。その場で試す心構え、やはり高齢者の集まりとは違うなあ。

高齢者の人もおられまして、相手していただきました。

最初、動きが遅いので、ん?初心者のおじいさんかな?と思ったのですが、2回ほど回して、やべーと思いました。

極微量の勁でスイーッと入ってこられるし、私は入れません。安全を保とうと思ったら動けません。しかし動かないことには練習にならないし、ちょこっと攻めようとしたら、ポン! と飛ばされました。

ほとんど棒立ちでニコニコ笑っておられるだけです。

N先生にもよく飛ばされていますが、N先生はまだ遊びがあるんですが、この方は全然遊びがなくて、うわー、こんな名人、おられるんやなあとビックリした次第です。

半分くらいの方に相手していただき、バラエティ豊かで、スタイルも様々で、とても刺激になり勉強になりました。

私の方の気づきと言えば、より基本通り、套路を大切にする必要を大いに感じました。きっと、今後の変化に影響すると思います。

また、ちょくちょく来させていただこうと思います。

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