馬歩や弓歩など、安定しているようで、いや、動かざること山の如しではダメだよねえーと思っていたら、やっぱりそうでした。
太極拳は、安定したらダメって話です。
自分一人で、套路の練習なんかしているときに、どっしり安定しているようでは、まだまだ太極拳がわかっておらぬ。
きゅうくつで、動きにくくて、不安定なのが良いのです。
それでこそ、相手がいるときに、もっとも効果的に動けるのです。相手を支えにして、へばりついて、追い込んでいる体勢なのですね。自分一人で安定していたら、なんにもなりません。
これ、そんじょそこらの太極拳教室では、教わることはないのかもしれません。フラフラしている、ダメだねえーなんて言われるかも。
本当は、フラフラしているくらいがちょうどよかったのですね。
安定は、すなわち双重です。虚と実に明らかに分かれているということは、変化し続けていて安定していないってことです。
これも陰陽理論ですね。これでまた、私の套路が変化しました。このところ、変化しっぱなしで、全然落ち着かないのです。それがまた楽しいのです。
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