受け身と太極拳

太極拳関連のブログのうち、ほうほう、なるほど!と感心できる数少ないブログのうちのひとつ「太極拳から学ぶ会 気功法としての陳式太極拳 – 太極拳の練習を通じて正しい身体の使い方を学ぶ。」(なんちゅう長いタイトル)を読んでいたら、受け身のことが書いてました。

幼児はこける時も、頭のてっぺんが上を向いていて、お腹に重心があり、ダルマこぼしのようにようになるという話と、太極拳を学ぶ人も受け身の練習はした方がよい、という内容でした。

ダルマさんは上虚下実、虚霊頂勁、気沈丹田ということですね。

コロンと転倒せず、ふんわり軟着陸できるということです。

大人になっても、太極拳の要諦を守って歩けば、転倒せずに軟着陸できると思います。

ですので、私の主催する高齢女性向け自治会公園教室では、歩く練習に一番時間をかけています。

練習場所がデコボコの草むらなので、転倒しにくい歩き方が身につくであろうと期待しています。

雨の日は集会室を使わせてもらうのですが、こちらは床がキレイな絨毯なので、受け身の練習もしております。

立っているところから前回りとか後ろ回り受け身は高齢初心者女性にはキビシイので、寝た状態、座ってるところから、コロコロ転がる練習をしています。

この程度の練習でも、こけたとき、多少はダメージを軽減できるかもしれません。

推手も本格的にやれば、普通にひっくり返るし、転げ回りますから、太極拳の人にも受け身は必要だと思っています。

私自身は少林寺拳法部に所属していた高校生の時、受け身はとことん練習しました。

走ってきて自転車を頭からピョーンと飛び越え、ジャンピング前回り受け身!とかやっとりました。

床に胴を並べて、いくつ飛び越えられるかなーと、記録更新にがんばってました。

関節技や柔軟体操もそうですが、高校生の時は独自の工夫で色々とやってましたねー。

大学の拳法部では、体力的にはメチャきついシゴキ的練習はしてましたが、そういった工夫はなかったです。ただ、先輩から後輩へと、しごきカリキュラムが伝えられただけ。

大学時代のムチャなトレーニングで得た根性は今も私を支えておりますが、体力は、年を取るとともになくなってきました。

フィジカル面で言えば、高校生の時に得た身体能力の方が、長く役に立っています。

さすがに自転車は、もうよう飛び越えませんけど。

高齢になってからの受け身の練習は、なかなか難しいものがありますので、子供の内にせいだい転げ回っておくべきです。

ヒップホップとかコンテンポラリーダンスに親しんでおくのも良いでしょうね。

コメント

  1. 60代おやじ より:

    こんにちは。

    以前の私は様々な太極拳系ブログを閲覧していましたが、素人ながら「はてな?」と思うものも多い、またブログ主によって見解が違って私には判別不能、そして私自身が単純なもので影響を受けやすい等々の理由で現在はほとんど見ていません。

    現在必ず見るのは「50代パパ先生ブログ」のみ。記事に紹介があった「北川先生ブログ」は流派が同じ根元太極拳なので時々見ています。北川先生のブログは「身体操作」にフォーカスされているようで、私も身体操作にはとても興味があるので楽しんで見ています。しかし、私には少々難解すぎてその真意・本質を理解するには至りません(涙)。

    このような私に何かお勧めのブログがあれば教えて頂きたいです。

    何卒よろしくお願いします。

    • パパだよ より:

      おやじさま、ありがとうございます!

      私のブログは、習ったり、気づいたりしたことをリアルタイムで記録しているようなものなので、勘違いや思い込みが、なきにしもあらずですので、ご注意くださいませ。

      (確信を持ったものは教室のテキストにしています)

      私もいろいろブログは見てきましたが、ノウハウ説明ものは、見なくなりましたね。

      あんまり参考にならないといいますか、それ違う! というのが多いので…

      お勧めといえば、「太極武芸館」http://www.tai-ji.jp/

      ノウハウというより、考え方みたいなのが勉強になりました。

      ブログ内の連載小説も面白いです。

      クライマックスで中断したままなのが残念ですが…

      http://blogtaiji.livedoor.biz/archives/cat_10029722.html

  2. 60代おやじ より:

    どうもありがとうございます。

    「太極武芸館」ブログは時々拝見しています。私的には「ここは本物!」です。
    ただ未熟な私にはレベルが高過ぎます。しかしここは実際に生の現場を見たいです。
    「小架式」とはどういうものか興味はあります。でも私には「猫に小判」だと思います。

    • パパだよ より:

      ご存じでしたか!

      坂の上のインテリ層が小架式を練り、坂の下の武人たちが練っていたのが大架式、みたいな話は聞いたことはありますが、今学んでいるものを最高レベルまで突き詰めていけば、理解できるんじゃないかと信じております。