目隠しで太極拳の練習

庭仕事をしていたら、木の枝が目にあたって、痛っ! となりました。

目医者で見てもらったら、黒目の角膜が、削れて掘れておると。どういうわけか私、目のトラブルが多いのです。

化膿止めと、治りを早くするという目薬を頂いて、あとは安静に養生を。ということでした。

怪我をしたのは左目で、右目はなんともないのですが、右で物を見ようとしたら、つられて左目も動いてしまって、すごく痛いのです、涙がボロボロ出ます。

パソコンとか、本とか、見てやる仕事が何にもできません。車も乗れないし。

しょうがないので、目隠しして、ひたすら、陳式太極拳の套路をやってました。

目次

目隠し練習の効能

目隠しして太極拳をするのも、けっこういいかも、と思いました。目を動かさないので、目は、とても楽です。

効能としては、まず、姿勢が良くなりますね。自然と、虚領頂勁になります。

これは視覚がない分、聴覚に頼ろうとするからではないかという気がします。周囲の音をよく聞こうとして、背筋が伸びるのですね。街で見かける白杖の視覚障害者も、皆様なんだか姿勢がいいように思いますが、同じ理由じゃないでしょうか。

そして、上下相随の感覚を、感じやすくなります。

二次元の平面で確認できる鏡を見ているより、立体を感じやすいと思うのです。

空間の中に、自分の体で、安定した立方体を作れているか、地球の重力に無理なく合わせているか、そういう意識でいると、なんだか自分の体が、電車のパンダグラフのように、伸び縮みできているように感じます。(上下方向だけでなく、前後左右斜めにも)

片足立ちの独立歩も、目を閉じていると、バランスを取るのがシビアになります。自然と理想的な姿勢に近づきます。

発勁動作は小さく鋭くなります。大きな動きがなんだか怖くなるので。

無理な動きをすると、おっとっとと、バランスを崩してしまうのです。

套路を全部通すと、終わったときには向きがぐちゃぐちゃになってたりしまので、あるていど広いところでやったほうがいいですね。

目隠し練習の弊害

目隠し練習の弊害といいますか、これはちょっとイマイチだなと思うところもあります。

一通り套路を終えた後、いつもは感じている気持ちよさがあんまりないのですね。なんだか、酔ったような気持ち悪さがあります。

慣れていないからかもしれませんけれど、五感をフルに使っていないからかなあ、という気もいたします。

視覚障害の太極拳の修行者って、どのように感じているのでしょうね。ま、視覚障害に限らず、他人の感じる感覚なんてわからないので、考えても仕方がないとは思いますけど。

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