現代美術家ウエダリクオ氏

太極拳ばっかりやってて、体育系だと思われているかもしれませんが、私は案外と芸術系なのです。

今はピアノにチャレンジしていて、ドビュッシーのアラベスク第1番をあんまり間違わずに弾けるようになりました。

次回、発表会で弾かせてもらえたらと思っておりますが、私は発表会を主催するピアノ教室の生徒ではなく、生徒である妻の身内ということで、まいど、ギターや三線など、色物選手として特別出演させてもらっています。(三線は宮古島民謡コンクールで新人賞をいただきました)

でも、生徒さんの領分であるピアノでは、先生がエントリーを許してくれないかもしれませんねー。その時はしょうがないから、伊丹空港ででも披露しよう。

そして、音楽だけではなく、なんと私は絵画美術にも造詣が深いのです。

高校生のときは芸術は美術を選択しておりましたし。クロッキーは得意です。今は、木工細工が好きです。作るのはもっぱら木刀と木剣ですけど。

ま、私はその程度ですが、私の知り合いには、本物の現代アーチストがいます。

ウエダリクオという人で、日本では大きな美術展で招聘作家として作品が展示される程度ですが、ヨーロッパでの評価はかなり高いです。

先日は、ドイツでなんかの賞をもらったとかで授賞式がありました。

>>ウエダリクオ氏 ドレスデンでの授賞式

何年か前は、タイ王国の国家主催のタイビエンナーレで、日本代表になっておられました。オノヨーコとかアンディウォーホルと同じ土俵で活躍されているのです。

作風は、かなり変わっておられまして、本人は何も描かないのです。絵を描くのは、自然です。風なんです。

風が、葉っぱとか木の枝を揺らし、先っちょについているペンが、紙に絵を描くんです。

本人はその仕掛けを作るだけ。

といっても、枝の先にペンをくくるつけるだけという簡単なものだけではありません。

数年前は、ドイツの教会を丸ごと使っての作品もありました。

教会の真ん中に置かれた聖水の上に紙を浮かべ、長ーい竿を吊るした先にペンをつけて、パイプオルガンの起こす空気の流れで、模様が描かれ、現代音楽家がその模様にインスピレーションを受け、オルガンを鳴らし、それが空気を揺さぶり、また絵が描かれるという無限ループ。

>>サンクトペーターケルンの作品

壮大なんです。このスケールの作品は、日本国内ではなかなか。

毎年定例の個展は、堺のギャラリーで開催されていますが、海外でやったもののミニチュアスケールみたいな感じになっておりまして、本領発揮は海外なのですね。

だから日本では知られてないのでしょう。

海外での活動は、なかなかのもので、あっちに行っている時に、ロシアのウクライナ侵攻が始まったりして、ブログにはその時の様子も載っています。

(というか、上記のウエダさんのファンブログを書いているのは私です。)

ウエダさんと私は、なんだか波長が合うのです。太極拳は風水だし、ウエダさんの作品も、風水と言えるからかもしれません。

琵琶湖の上で風を捕まえる先品づくりの時は、船のチャーターと撮影係もさせていただきました。私は琵琶湖でヨット操船を習っていたことがありまして、そのときの縁を使わせてもらいました。

ヨットも風で動きますから、これまた風水ですね。

ウエダさんは太極拳にも興味を持たれ、いっとき私と一緒に練習していたこともあります。

こんな芸術家が、日本にいるということを知ってもらえたらなあーと思いまして、紹介させてもらいました。

ウエダさんの作品は、ヨーロッパでは高値で取引されているみたいですが、日本での販売はほとんどありません。

堺にある「ギャラリーいろはに」で扱っているかもしれませんので、興味ある方はお問い合わせください。

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