合気柔術の人に太極拳の基本功

以前お伺いした合気柔術の道場で知り合ったKさんが、とても推手に熱心になられまして、日曜日の公園の集まりにちょいちょい来られるようになり、ついに私のマンションの公園での夜の一人練習にも参加したいといってこられました。

週に3回は合気の道場に行っておられるそうなんですけど、道場のない日に。

私は夜はだいたい武器の練習をしていますが、来てくれるのなら歓迎です。推手の練習相手をしてもらおう。

日曜日の公園では、だいだいこんなかんじ、という程度にちょこっと教えただけですが、二人きりでみっちりとなると、推手以前の問題がいろいろありました。

Kさん、体をうまく使えておりません。

おそらく合気の技も、小手先でコネコネして、体の連携がうまくいっていないのでしょう。力づくになりがちなのを、なんとか上手にできないかと、推手にヒントを求められているようです。

みたところ、体の中でも、特に股関節の動きが固いです。片方を曲げると、片方が伸びきってしまって、腰が水平にならず、上体がねじれてしまう感じ。

まずは、股関節の動きをよくせんことには、次に進めないなあと思いまして、「太極拳の、地味で、つまんなくて、筋肉痛になる基本動作の練習があるんですけど、やります?」ときいたところ「ぜひ!」とのことでしたので、基本纏絲功の最初のをみっちりやってもらいました。

今晩は就寝中に太ももの筋肉が攣るかも。

肩甲骨の動きも固かったですが、基本纏絲功で、そちらもほぐれてくるはず。

Kさんは私と同い年で、合気が上手になりたいという目的があり、今さら太極拳に転向ということもないでしょうから、套路はまあ、教えんでもいいか、と思ってます。

だんだんと陳式太極拳に興味を持ってくれて、本気でやる気になってくれたら、ちゃんと教えたいとも思っています。いい練習相手になってくれそう。

先日、若い世代に教えたい!と願ったばかりですが、この業界、50代でもまあまあ若い方なんで、伸びしろはいっぱいです。

しかし、体の使い方がうまくなったら、合気の方も上達するはずなので、そっちの世界で上のレベルに行くのではないかなあという気もしますし、まあ、それも良いか。

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