私の先生の一人にすごくボウリングの好きな人がおられまして、しょっちゅう行っておられる様子。
推手の達人の先生です。
私はボウリングと言えば、会社の行事でとか、友達の集まりでとか、そのくらいしか行ったことがなくて、あまり興味もなし。
先生、きっと第一次ボウリングブームの頃にハマったのだろう、くらいに考えておりました。
ところが、先日、子供と一緒に「鬼滅の刃」の映画を見に行ったとき。
鬼滅は大人気で、次の公演に空き席がなかったのです。しょうがないので、その次を予約して、待っている間、上の階にあったボウリング場にいきました。
子供が、やりたーい! というもので。
久しぶりだなあーと思いながら、玉をゴロゴロ転がしている内に、「これは太極拳だ!」と気づきました。
あの重いボールって、太極球みたいなものではないですか。
腕力で振り回すのではなく、勁力で支え、地球の重力を借りて、ピンに向かってリリースです。
上下相随を心がけて、手足の動きを研究しました。右で投げる?左で投げる?足はどっちが前?などなど。
いろいろ試して、やはりプロボウラーのように、投げたときは前足一本立ち、後ろ足は伸ばして、バランスを取るフォームが一番良いと思いました。
ボールは極力、床にすれすれの高さでリリース。
これで、ほぼ一直線に、シューッと走っていって、ピンに当たってくれるようになりました。両端のピンが残って全然ストライクは取れないのですが、そこはまた上級テクニックがあるのでしょう。
右でも左でも、ほぼ同じでした。
ボウリングも太極拳の修行になるなあ、やはり先生は目の付け所が違うなあと、感心したのでありました。
自分の番が回ってくるまでは、後ろでボールを持ってタントウコウでもしておれば、なお良いですね。変な人だと思われるかもしれませんが。
ところで、鬼滅の刃の猗窩座(アカザ)って、悪者の鬼ですが、カンフーのフォームがかっこいいですね。
コメント