地元の陳式太極拳の教室の先生が言っておられたのです。まあまあ年配の先生です。
「若いときは毎日套路を10回とかやってたけど、丁寧にやったら、一回通したらじゅうぶんだと思う」
なるほど、キャリアを重ねるとそういう考えになるのかあ。
そういえば、陳正雷老師も家では練習してない、と聞いたこともあります。
しかし、老師は指導が練習みたいなもんだろうし、生活すべてが太極拳という域に入っておられるでしょうから、套路にこだわらずとも、息をしていればそれが練習、ということなんだろうなと思います。
私のような未熟者は、やっぱり日に何度も套路を通さないことには上達しないと思うのです。
教室の先生の発言、生徒が聞いたら、「そうかー1回やったらいいんだあ。それなら楽ちんだ」という思考にさせてしまいますね。
しかし、この教室の生徒さん、丁寧にやるも何も、ちゃんと覚えているのかも怪しいし、毎日何回も套路を通している人なんて、いてるかあ?? と疑問ではあります。
私が先生なら、
「みなさんは練習が足りなさすぎ! 套路を覚えてないんなら、基本功だけでもいいから、朝昼晩と15分づつくらいでも練習してくださいよ! でないと死ぬまでに太極拳をちゃんと感じることはできませんよ!」
と暴言を吐いて恨まれようと思います。
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