雨降りの中、乗馬クラブに行きました。お馬さんに乗るのは娘で、私は参観です。
いつもは、馬場が人と馬でいっぱいになるのですが、雨のためか、3人と3匹だけ。生徒はみな小学生でした。
先生は一人だけでしたので、クラブハウスのテラスから指導の声がよく聞こえました。
3人だけですから、すごく丁寧に指導されておられました。
馬に言うことをきかせる心構えとか、人間心理とおんなじやなーとか、勉強になりました。
厳しい内容もありました。
お馬さんは、小学生だから、初心者だからと、忖度はしてくれない。舐められたら暴走する。リスクはあるが、自然とはそういうもの。楽しむためにはリスクを知らないといけない。
小学生向きなので、表現はもっと易しく言っておられましたが、ええこといわはるなあーと思ったのです。
私も、ヨットを学んでいるとき、シーマンシップを学びました。正々堂々と戦いますというスポーツマンシップと全然違っていて、死なないで生きて帰る、という心構えです。
ライフジャケットは、遺体回収を容易にするためのもの、落水者救助と遺体回収の手順は同じなど、最初にずいぶんビビらされました。
武術や武道より、生死感はシビアかもしれませんね。
今の教育は、こういうビビらせるものがないように思います。
とにかく安全第一、リスクは遠ざける、暴力は絶対ダメ。
小学生のうちに、小さいリスク、失敗、痛みを積み重ねておかないまま成長して、大人になってから初めてリスクに出会ったら、対処もできないし、被害も甚大になります。
強い日本になるため、子供には、もっと危険を経験させた方がよかろうと思ったりもするのでありました。
もちろん、保護者がコントロールできる範囲での危険です。
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