螺旋の技

月に一度、いろんな武術の人が集結する、異流派推手交流会に今月も参加しまして、初お手合わせした人から、面白い技を教えてもらいました。

それは、螺旋の力を使うというものなのです。

我が太極拳も、螺旋による力の働きはあるように思いますが、それが極端なんです。

指先からグネグネーッと、龍が空に舞うように捻じりあがり、メビウスの輪のように逆転して舞い降りて、相手の体に添って上がったり下がったり行ったり来たりするのです。

押したり引いたりすることはなくて、体に添わされているだけですが、私はスポーンと飛ばされました。ナニコレ、オモシロイ!

何の流派か聞きませんでしたが、八卦掌とかですかね? 八卦掌は習ったことがないので確信はありませんけど、前にどこかで見た表演に、感じが似ているように思いました。

しばらく練習させてもらって、螺旋で人を動かすの、なんとなくできるようになりました。

太極拳にも共通する要素があるように思いますので、またひとつレベルアップしたように思います。

それにしても、この交流会、いろんな学びがありまして、毎度のことながら面白いです。

他にも、ベトナム武術を使うという背の高いハンサムな外国の人とも練習しました。カタコトの英語でお話したところ、戦場でお腹を負傷して手術した元ソルジャーらしいです。(ホンマかいな? 私の聞き間違いかも)

上からかぶせるようにパンチや肘を打ってこられるという、日頃味わえない体験ができました。(痛くない程度のコンタクト)

身長差がだいぶありまして、彼の間合いだとまるで勝負になりませんが、間合いを詰めれば潜り込むような感じになり、下から肘を入れたり、金的を狙うのはわりと簡単、寸止めですが何発も入りました。

なんだか、拳児にでてきた台湾のちっこい髭の先生が、米軍海兵隊相手に立ち回るシーンを思い出しますね! (そんなたいそうなもんではないですけど。)

なんにせよ、いろんな人とお手合わせできるのは、面白いことです。

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