ぬかるみで太極拳

台風一過で、毎朝練習している公園が水浸しになっておりました。

いつもは、こんな時は部屋の中でチマチマと練習するのですが、いいお天気になったし、びしょ濡れ覚悟で、公園で練習してみました。

公園は、夏草がボーボーだったのが、続くカンカン照りでカラカラと茶色く枯れてきていたところに、台風で水浸しという状況です。

ヌマヌマのツルツルのうえ、草で足が引っかかるという、なかなかに恵まれた環境になっておりました。

靴はいつもの布製カンフーシューズ。底がツルツルです。防水性ゼロ。

日頃練習するときも、地面は氷、またはヌカルミだとイメージしているのですが、今日はリアルにヌカルミです。

本当のヌカルミで練習すると、イメージだけでは浮かんでこなかった新しい気付きが色々とありますね。

滑りますので、地面を踏ん張るような足運びは、物理的にできなくなります。確実な体重移動が必要です。

低い体勢から独立で立ち上がるような動きは、特にキチッと丹田あたりから動かないと難しいです。垂直に体を持ち上げないと、立てません。

震脚は雑にすると、水がバッシャーンと跳ね散るので、丁寧になります。

発勁動作を激しくすると、足元の水も飛び散るのですが、これは正しいのかどうか?

足元が頼りないと、かえって体全体のつながりは、シビアになるような気がします。

草が引っかかるので、ズルズルした足運びはできず、しっかり膝を上げて片足立ちでバランスを取る訓練にもなります。

跳躍動作も、いい加減に飛び上がっていると、ずっこけますね。足で蹴って飛ぶのではなく、開合を整えて、体の動きで持ち上がるように飛ぶ必要があります。

棍を振り回して跳躍するときなど、違いがわかりやすいです。特に私の手製の枇杷の木で作った棍は重いので、体が振り回されそうになって、地面の摩擦係数の低さを、より感じられます。

こういうのは、知っていても、なかなかイメージだけではうまくできないです。しかし、環境が整えば、強制的に矯正されますね。

というわけで、太極拳の上達のためには、体育館から飛び出して、雨上がりの泥濘で練習することをおすすめします。

その際、あのおっちゃん、頭オカシイ? というような人の目は、気にしないようにいたしましょう。

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