揺らぐ太極拳

大会入賞後、また太極拳が変化してきております。新たな指導を受けてから、呼吸が変わり、螺旋の揺らぎが発生し、ユラユラするようになってきました。

目に見えてユラユラするのはダメといわれましたが、進化の途中で、そういうお年頃があっても、まあ良いでしょう。これも試行錯誤です。

これまでの鍛錬の結果、ようやく体が一つにまとまって、これにて盤石の体制、安定して安心だと思えるようになってきたところで路線変更、とらえどころのないユラユラの不安定になって落ち着かない感じを目指してます。

站樁功の気分は薬局の前のケロヨン、不二家の前のペコちゃん、端午の節句の張り子の虎です。押すと首がボヨヨンと揺れるアレ。最近すっかり見ませんね。(薬局のは、本当はケロヨンではないそうです)

推手も同じようなかんじです。

勁を探り探り、小さい螺旋でずーっと合わせ続けます。ガシッと受け止めたり、押したり引っ張ったりしません。ユラユラと相手に合わせているだけ。それで相手が崩れてくれます。

今までより化勁、発勁がスムーズになってきたような気がします。

套路も、上下双随はピッタリ同期でなく、微妙なタイムラグがあるように思えてきました。

まだ体がなじんでなくて、違和感がありますが、研究と鍛錬を積んでまいりたいと思います。

というか、「鍛錬」とか「修業」というガンバル系の言葉は、なんだかニュアンスが違うなあという気がしてきました。

弱火でじっくり煮込むとか、醬油を攪拌して熟成させるとか、毛糸でマフラーを編むとか、そんなかんじ?

わっかるかなー? わかんねえだろうなあ? イエーイ。

套路の形を覚えていく段階や、推手を始めたばかりの段階では、説明されてもぜんぜんわからなかったと思います。

太極拳の学習には、段階があるということですね。ようやくわかってきました。

あせらず、のんびり気持ちよく、ボチボチやってます。

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