太極拳の擒拿(関節技)は、まだ、ちゃんとは習っていないのです。
少林寺拳法の柔法ならひととおり知っておりますが、太極拳のところでは、一切、やらないようにしております。おくびにも出さず、封印です。
これは私のポリシーなのです。
その場で教わることと違う知識をひけらかして偉そうにするというのが、大嫌いだからです。大したことのない知識でも、知らない人は、へーほーと感心するものです。初心者相手に、得意げにいい加減なウンチクを語る人をたくさん見てきて、あんな恥ずかしいことはすまい、と思っているのです。
太極拳に限らず、なんの世界でもそうだと思います。音楽とかの趣味でも、ビジネスの現場でも、よく知らないことは、黙って学べ、というのがポリシーです。
まあ、関節技はわりと得意ではあるのですが、太極拳のやり方と同じというわけでもないし、やはり黙って学びませんと。
ところで、私の先生の一人に、関節技が大好きな先生がおりまして、だいぶ年配の先生で、何の技なんだかよくわからないのですが、いろいろ掛けてくれて、教えてくれます。
他の人が、ギャー痛い、というところ、私は割と平気なので、相手してくれるのかもしれません。
で、先生の教え方も、他の人が学ぼうとしているポイントも、手首をどうコネコネするとか、足を出す位置は、とか、そんなところなのですが、私はハタと気づきました。
これは、武器を扱うときの体捌きと同じだ!
そう思ったら、突然、なんだか簡単にできるような気がしてきました。スムーズに動けるのです。
拳の套路や、推手や、刀や棍や、みんな同じ法則、原理原則で動いているのに、関節技だけ違う、ということはありませんわね。
なかなか良い気づきでした。今なら、少林寺拳法の柔法も、もっと上手にできるかもしれません。
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