王西安老師がお亡くなりになったと、安田先生のフェイスブックで知りました。
陳家溝の四大金剛のおひとり王西安老師には、直接お会いしたことはありませんが、YouTubeでよく見ておりました。(実際に習ったことがある金剛は、陳正雷老師だけ)
ずいぶん昔の動画だったからか、王老師って、いかつい怖い感じの先生だと思ってたのですが、最近の写真を見ると、優しそうなおじいちゃんという感じですね。
安田先生が、宿泊に困っていたら、王老師が自分の名前でホテルの予約を取ってくれたことがあったそうで、優しくて強いかただったと、フェイスブックに書かれていました。
私が太極拳を学び始めたころから、四大金剛は陳正雷、陳小旺、王西安、朱天才の四老師でした。ぼつぼつ世代交代だよなあと思ってはいましたが、ついにというか、来るべくしてというか、時代が変わってきたんだなあという気がします。
中国の武術界も、表演競技中心になってきて、伝統色は薄まってきていると聞きます。文化大革命前からの老師がこの世から去って行ったあと、カンフー業界はどうなっていくのかなあと、心配でもあります。
学べるチャンスがあるうちに、パッチもんばっかりになる前に、本物をしっかり学んで、伝統を受け継がねばなりませんね。
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