昨年の5月ごろに、ショパンの「雨だれ」を弾いてみよう! と思って、「雨だれ」はすぐに飽きて、ドビュッシーの「アラベスク」に挑戦し始め、今は「月の光」も覚えて、2曲をほぼ毎日、練習しております。
楽譜を読むのが苦手なので、覚えるまでちょっと時間がかかりましたが、覚えてしまえば楽譜を見ることもなく、時々YouTubeで音が間違えていないか確認し、ひたすら毎日、弾いております。
まだ、間違えずに最後まで通せたことがないのですが、はじめのうちのつっかえつっかえ何を弾いているのやらわからない状態から、いちおうピアノ曲に聞こえてくるようになりました。
易しいところは、もう無意識で指が勝手に動きます。難しいところはまだ引っかかります。
理想の演奏はYouTubeから脳みそにインストール済みですから、それに近づけていくばかりです。
練習は毎日していますが、レッスン時間をがっつり確保して、みっちり練習しているわけではなく、コーヒーを淹れる湯を沸かしている間とか、ちょっと仕事にくたびれて休憩の時とか、ピアノのある実家に寄った時とか、ぶつ切り時間でやってます。
30分以上練習を続けることはあまりありません。1曲5分くらいのもんですので、両方やっても10分くらい。
太極拳の練習時間に比べると微々たるもんですが、それでも毎日チンタラやっていたら上達するものです。
ピアノの練習って、太極拳の練習に似ているなあと思えるようになってきました。
楽譜を覚えるところは、套路を覚えるのと同じ。
覚えてからが練習です。弾けるようになってくるほどに、わからないところが出てきます。
それをYouTubeで確認したり、妻に聞いたりします。(妻は以前ピアノの先生をやってました)
それらを参考にしつつ、自分なりの「こうした方が気持ちいいかな?」という感覚も照らし合わせて、だんだんと変化させていきます。
練っている感じがあるのです。
「今までこう弾いてたけど、これはこうや!」みたいな突然の閃きがあるのも、太極拳と同じですね。
ピアノに向かう座り方、姿勢も、太極拳の要諦を守ると安定します。ピアノを弾いているのが太極拳の練習をしている気分になってくるのです。
まだ人様にお聞かせできるほどではありませんが、練習を始めて1年も経っておりませんから、まだまだこれから。そのうちに人前での演奏の機会もありましょう。チンタラがんばっときます。
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