小学校受験 親子面接のマナー

子育て

うちの子が受験する予定の小学校には、親子面接があります。

受験対策の幼児教室では、面接の練習もしてくれます。私と妻と子供がそろって、練習してきました。

面接の方法や雰囲気は、学校によって色々違いはあるでしょうけど、基本的なところをシェアしておこうかなと思います。この程度なら、幼児教室の商売の邪魔にはならないでしょうし。

目次

小学校受験 親子面接での服装

服装については、こちらの記事に詳しく書きました。基本的にスーツです。

>>小学校お受験の服装

 

つらいのは、真夏ですね。涼しくなってからの受験ならいいですけど、うちの子の受ける小学校の受験日は、まだ夏真っ盛りなのです。汗だくです。

白いシャツの襟が黄ばんでいたりしますと不潔に見えますので、洗濯はキチンと。スーツもヨレヨレになりがちですが、クリーニングしたてを着ていくのが良いでしょう。

親子面接でのマナー

呼び出されて入室、挨拶をして、名乗って、促されて着席など、アタリマエの常識にそって行えば良いです。

挨拶は、子供からというのが良いようです。親子面接と言っても、主役は子供ですから。

子供らしく、「おはようございます。」「こんにちは。」といった挨拶でOK。「よろしくお願いします。」とは親が補佐すればよろしいでしょう。

ですので、日頃から挨拶の練習はしておく必要はあります。面接官の先生は、受験用に取ってつけたような挨拶より、日頃からの人に接する態度を見たいと思っているはずです。

親子面接での模範解答

親子面接では、子供が真ん中に座り、両脇に父母が座ります。父母が前で子が後ろとか、その逆とかあるかもしれません。

練習では、まず子供に質問がありました。

 

まずは学校の志望動機。「どうして、この学校に来たいと思ったのですか?」という、わかりやすい質問です。

うちの子は賢いので、理論整然と、「ようちえんの○○くんと、○○ちゃんと、(幼児教室名)の○○くんが、いくので、私もさみしくないなーとおもって、このがっこうにします。」と答えておりました。

 

大学生が入社試験でこんな答えをしたら、バカだと思われますけど、子供の正直な考えって、こんなものでしょう。

動機はどうあれ、押し付けでないきちんとした自分の考えを、知らない大人に一生懸命伝えようとしていますし、入学意欲マンマンです。

取り繕った賢い答えを暗記してきて発表するより、よほど好感が持てます。

(と、親の私は思うのですが、面接官がどう思うのかは知りません。)

 

つづいて、好きな食べ物だとか、家でやっているお手伝いのことなど、いろいろ聞かれました。

答え方が上手か下手かというより、日頃どういう生活をしているか、コミニュケーション能力があるかどうかを見られているような気がします。

子供が、親の顔色を気にしながら答えているのか、のびのびと自分の考えを話せるか、そういうところもチェックされているとの話。

また、子供が答えている時の親の表情も観察されているそうです。

 

つまり、付け焼き刃とか、小手先の面接テクニックより、日頃の家庭での生活とか、親子関係が大事ってことです。

そう考えると、小学校受験の対策は、半年やそこらじゃ難しいってことですね。生まれたときからの家庭の教育こそが、受験対策ということになります。

これがペーパーテストの成績だけで決まる高校入試や大学入試と、小学校受験との違いですね。

 

子供の次には、親への質問もあります。志望動機も聞かれます。

おたくの学校は、家から近くて交通費がかからないし、学費も他校より安かった、難関校では合格は難しそうだったけど、ここなら入れると言われた、など、そんな正直な、というか身も蓋もないようなことを答えてはなりません。

先生が気を悪くします。

 

貴校には以前から親しみがあって、子供ができたら行かせたいと思ってましたとか、教育方針にとても共感できますとか、ここに我が子を行かせたいんです!親子ともども成長させていただきます!というような、熱意をアピールすべし!です。

私の場合、実際に、近所の友達がこちらの学校に行って、医者とか社長になっておりまして、いやー賢い学校に行く子はちがうなーと、昔から思っておりましたので、そのへんは取り繕わなくても素直に答えることができました。

注意点としては、他校との比較検討をしたようなことは、言わない方がいいということでした。

 

学校に求めることは? とか、いじめがあったらどうされますか? というような質問は、モンスターピアレンツの要素があるのかどうか、見分けるための質問です。

すべて情報公開せよ、とか、いじめが発生したら教育委員会に通報します、というようなご両親がいるお子さんには、ぜひ他校に行っていただきたいと思われますわね。

これは、私もかつて介護事業を運営していた経験から共感できます。モンスター息子やモンスター嫁は、かないませんし、いきなり市役所の介護保険課にクレームとか、おそろしかったです。

 

宗教教育をとりいれている学校では、宗教に関する質問もあるようですけど、教義の違いなど細かいところを突っ込んだりしないで、道徳心を養うのにとってもいいと思いますとか、人や社会のことを考えられる子になれると嬉しいとか、ポジティブな意見を述べるのが良いでしょう。

お寺の住職や神父さん、宗教学者にさせるために入学するわけじゃないですから。

しかし、あまりに頓珍漢な答えもよろしくないので、おおざっぱでも、仏教なりカトリックなりの基本的な知識は持っておくのが良いと思います。

 

というわけで、模範解答というのはなさそうですね。

模範解答的な答えを覚えていっても、さらに突っ込まれたり、方向を変えられたり、本質的なところを見ようとされるはずです。

父がヘドモドしている時の母の態度とか、子供の姿勢なんかも、チェックされるとのことです。これもやはり、日頃の生活、思考、人間関係が出てくるってわけですよ。

 

自信がなければ親自身が率先して、日頃の生活態度、夫や妻、子供との関係を見直して反省して改善して行くのが良いと思います。

私も家訓を作ったり、言動に気をつけたりするようになってまいりました。

受験に失敗したとしても、今後の人生が良い方向に向かうと思います。

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