「ごはんのときはテレビを見ない」という家訓を作りました。うちの子、最初はお利口に、自分でプチっとテレビを切っておりましたが、数日後にはむつかしくなりました。
テレビをダラダラ見だすと、ご飯を食べません。
「テレビを見るときはごはんをたべないんでしょ!」と、まるで法律の解釈を捻じ曲げる政治家みたいです。
毎度、妻とバトルです。
「テレビを消しなさい!」「テレビはだいじだよっ!」「じゃあ、もうごはんはあげません!」と言い合いし始めるので、私が横からリモコンで、ブチッと消します。
しばらく半狂乱ですが、まあ、15分ほどで収まります。
目次
テレビの害
テレビつけっぱなしって、食事時間とのけじめがつかなくなって、ダラダラしてしまうという害があります。
大人だと、流し聞きもできましょうが、子供は画面に釘付けですね。他に何もできなくなります。
子供って、集中力と記憶力がスゴイですから、コマーシャルソングなど次々に覚えます。なぜかアコムだとかJAバンク大阪だとか、金融関係の歌を覚えやすいようで、3歳くらいの時には歌っておりました。うまく仕掛けられておりますね。
マシな番組だけを、けじめを付けて見るにはいいと思うのですけど、たとえばディズニーのマンガとか、志村どうぶつ園とかに限定すればいいですが、つけっぱなしにしますと、よろしくない番組やCMが自動的に脳ミソに入ってきます。
特によろしくないのがニュースと国会中継だと思っておりまして、誰か殺されたとか、死んだとか、ウソつきだとか、怒鳴り合いだとか、ろくなもんじゃないですわ。
大人は、情報を自分で精査、考えて理解できるかもしれませんけど、子供の頭にはフィルター無しで入ってきますものね。
大人でも、バカ正直にテレビの意見を鵜呑みにして、だれそれはけしからんとか語る人もいるでしょうけど、みんなそんなかんじになってしまったら、仕掛け人にいいようにされます。日本国民1億総白痴になったら、それはテレビのせいだと思います。
情報収集のためとか、知識と教養を身につけるためとか、お笑い番組で笑って免疫力を高めるためとか、明確な目的をもって、自主的に鑑賞するのはいいと思いますが、ダラダラ受け身で、腐った情報が脳ミソにドボドボと侵入してくるに任せるのは、よくないと思います。毒です。害です。
その他、テレビの害といえば、家族団らんの邪魔になるとか、ピカピカの光で寝付きが悪くなるとか、目が悪くなるとか、いろいろ言われますね。
子供がテレビ漬けの責任は親にあります
子供が情報を精査したり、番組の良し悪しを見極めることは難しいでしょう。大人にも難しいです。
子供が本当に好きで見たいと思っている番組が終わったら、次の番組が始まる前にブチッと切るのも親の仕事だと思います。もしくは、観たい番組が終わったらテレビを消す習慣をつけさせるか。
それができないのは親が悪いです。親が一日中ダラダラとテレビをつけっぱなしの生活をしていて、子供にけじめをつけろというのは無理な話。
私の子供の頃は、あらかじめ見たいテレビを母親に申告して、それ以外は見てはいけないシステムでした。1日30分まで。つまりひとつだけです。
例外が土曜日の1時間番組「八時だよ全員集合!」でして、あれもバカな番組だったなあと思うんですけど、けじめをつけられれば、それでよいという方針。
ババンがバンバンバンいい湯だな~、と終わりの歌が流れ、次の番組「Gメン75」の頭のところで、ブチッと切られておりました。
食事しながらの鑑賞もありましたけど、今ならビデオに撮って観たらいいですね。(といいますか、ビデオに録画してでも、と思えないようなら、見る価値なしと判断してもよいかと。)
そんなわけで、私はあまりテレビに毒されず、学生時代に一人暮らしを始めたときも、テレビはいらないなあと思って、テレビなし生活でした。NHK受信料も払いませんでした。
そのまま大人になって、結婚するまでテレビなし。
ところが結婚しますと、妻がでっかいテレビを嫁入り道具に持ってきまして、朝から晩までつけっぱなし。
テレビ釘付けなわけじゃなく、掃除洗濯炊事は普通にするんですけど、見てなくてもテレビをつけているんですね。掃除機を回したりしていると、音声さえ聞こえてないと思うのですが。
好きで見ているのだろう韓流ドラマのときも、じっと見ているんじゃなくて、なにかしながらだったりでテレビの前にいないときもあるし、あれでよくストーリーを理解できるなあ、と感心します。
私は見たい番組を見るときは、釘付けになります。NHK朝ドラは、きっちり正座して鑑賞しております。(ちょっとウソ。)
そうでないときはテレビはつけたくないほうですが、家庭では妻優先。ずーっと画面に何か写っています。
その習慣が子供ができてからも続いており、悪影響になっているなあと思うのです。
というわけで、みたい番組を決めて、そのときだけスイッチを入れる! というのも家訓にしたいと思います。
これは、どっちかというと、子供より妻を納得させるほうが難しい気がします。
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