安田先生の著書「日本では学べない太極拳の秘訣」に、太極拳が上手になりたかったら、本場の食べ物を食べるのだ、作るのだ、というようなこと書かれております。
私は、中華料理を食べるのは好きですが、自分で作るということを、これまであんまりしてきませんでした。
学生時代、クックドゥシリーズで自炊しようとして、外食より金がかかる!と判断して、やめてしまったのです。
しかし、先生の本に書いてあるのだから、実行せねば。
先生は日頃、いろいろなお料理を作っては、フェイスブックで公開しておられます。
フェイスブックでは、様々なメニューが紹介されてますが、本に書いてあったおすすめメニューが「水餃子」でした。
水餃子は、学生時代に、学園祭で水餃子屋を出店した以来です。中国語学科のゼミからでした。皮作りがあまりに下手すぎて、クビになったような気がします。
で、小麦粉を買ってきて、陳家溝スタイルの水餃子づくりにチャレンジしてみました。中に入れるのがキャベツでなく白菜で、ニンニクは入れないというのが日本の餃子との違いだそうです。
娘も参加させて、楽しく作ってみました。
なぜ、水餃子づくりで太極拳が上手になるのか!?
私の思うところ、まず立ち方の訓練になりますね。馬歩が基本です。台所に向かうのに、変な立ち方をしていたら腰が痛くなります。
で、小麦粉を水で溶いて、こねくり回すのが、丹田を養う訓練になっているように思いました。
次に麺棒(といっても妻子のために作った棍の端材)で、薄く伸ばしていく作業は、武器の扱いに通じます。纏絲の訓練でもありますね。
野菜をザクザク切っていくのも、刀の練習になります。
できた皮に具を詰めていく作業は、慎重に、破れないように行います。これは、聴勁の訓練であります。ギリギリ必要最小限の掤勁を感じる練習になりますね!
最初に作ったのは、皮が分厚すぎるし、大きかったり、小さかったり、具がはみ出たり、皮が破れたり、散々な感じでしたが、何回か作っているうちに、わりと形になってまいりました。
サバイバルナイフが写っておりますが、野菜は菜切り包丁で切りました。
ガタガタですが、最初に作ったものに比べたら格段の進化です。
作りすぎて腹いっぱいです。
また他のおすすめメニューにも挑戦してまいります。
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