陳式太極拳老架式二路の練習

このところ、二路拳の練習を熱心にやっております。

二路は発力動作と跳躍動作の連続ですが、発力も跳躍もしないで、ゆっくり丁寧に時間をかけて練習しています。

最近、先生から分解動作を丁寧に習いましたので、そのような練習ができるようになりましたが、以前は、勢いだけで練習しておりました。

今思えば、雑で乱暴な練習でありました。見かけは派手でたくましい感じだったかもしれませんが、太極拳として成り立っておりませんでしたね。

ゆっくりやることで、気づくことがたくさんあります。

角度や方向、纏絲勁の流れ、呼吸や目線などなど。

勢いに乗って流していると、そのへん、おざなりで滅茶苦茶です。

見よう見まねで、無茶な練習を20年以上やっておりました。いくら名人の動画を真似しても、中身がわかっていないと、武術になりえませんね。

ようやく、まともに二路の練習をできるようになってきたのだなあー、使える武術になってきたなあーと感慨深いです。

いろんなテキストにも、二路は一路の練習で内功が練れてから取り組むべし、と書いてあります。

私は、待ちきれず、同時進行で練習してきましたが、纏絲の勁が練れていない段階での二路の練習は、本当に意味がなかったなあと、つくづく思い知っているところです。

せめて掩手肱拳でまともに打てる、震脚を正しくできるようになってからがお勧めです。

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