太極拳の目の動き 目付 視線

本朝の練習はとっても調子よく、体が勝手に動くようでした。手足の纏絲が絶妙な加減で働きあっているのを感じました。いつもより早い時間に公園に出てきたからかな?

呼吸も合っていたし、かなりの慢架ながら、震脚、発勁もいいかんじでできました。

ところで、ふと気づいたのですが、目の動きです。一人練習のときは、メガネを外しているので、景色はぼやっとしており、どこかを意識して見るということはないのですけど、今日は、視線が勝手に動いていることに気づきました。

遠山の目付とか、目は手を追うようにとか、太極拳ではいろいろ教えられますが、ぼんやりしていたら、目は勝手に動いています。

仮説ですが、目の筋肉にも、纏絲が働くのではないだろうか??

手の指を動かせば連動して股関節が動くというような作用は、普通に感じておりますが、もしかして、纏絲勁が充実しておれば、目線も連動するのではなかろうか。

そして、逆に、目の動きで、手足を纏絲で引っ張ることもできる、ということになりませんでしょうか!?

まあ、仮説ですが、けっこういい線いっているような気もします。

推手のときも、相手の顔とか手とか、見たりしませんものね。ぼやっと、視線を泳がしているだけです。相手が飛んでいったときだけ、危ないっ!と思って、追いかけますが。

以前は、よく、下を向いている、と指摘されていましたが、これは足元を目で確認しようとしていたからですね。

虚領頂勁と立身中正であるように、を意識していると、それもなくなり、ますます視点は定まらなくなりました。

こういうとき、相手と対峙しているというより、2台の柔らかいマシンが、ユルユルと噛み合って動いていて、精密な法則から外れた側が、飛んでいく、という感覚になります。

本日は、ひとりで公園で練習していただけですが、またひとつレベルが上がったような気がします。

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