すごく泣ける、映画に出てくる場所が聖地になってる、などという評判を聞きまして、私も観ました「君の名は。」。
アニメ映画ですけど、実写の映画っぽかったです。むかし大森一樹監督の「転校生」という男女が入れ替わる映画を観ましたけど、それを彷彿とさせますね。
飛騨の田舎の村の景色とか、ひぐらしの声とか美しくて、これも瀬戸内の美しい風景が描かれていた「転校生」を彷彿とさせます。
感想は…泣けました。
泣けましたけど、SFファンタジーやなあという気がしまして、私はそれほど好きなジャンルでもないです。
(最近の私は、ドキュメンタリー映画とディズニーが好きです。)
繰り返し見るという人も多いそうですが、私は一度観たら、まあ、いいかな。
途中で、ええっ! という展開になって、話が進んで、おおっ、ここで! というどんでん返しがあって、ラストに、なんとっ! こうなりましたかっ! ほんで、どうなるの? という余韻を残してエンディングです。
(全然わからんでしょう。ネタバレにならないように気を使ってます。)
ただ、「君の名は。」というタイトルですけど、お互いの名前を忘れちゃうという流れになるんで重要なキーワードとなるんでしょうけど、忘れてしまうってのも、不自然です。
最初にタイトルありきでストーリーを作ったのかな?
(名前を覚えてたら、今の時代、Facebookとかで、簡単に探せるから?)
私でしたら、違うタイトルにして、名前を忘れるような展開にはしないかなあ。
「時をかける少年少女」とか「バック・トゥ・ザ・アルマゲドン」とか「巫女さん危機一髪」とか「死ぬまでに会いたい組紐の人」とか、どうでしょうかね?
ところで、もう一つ気になっているアニメ映画がありまして、観たいと思っているのが「この世界の片隅で」です。
こちらも、とてもいい評判を聞きますし、ドキュメントっぽいところも関心があります。
この2つのアニメ映画の共通点に気づいたのですが、「君の名は。」は彗星が落っこちてきて町が破壊されるということ、「この世界の片隅で」は原子爆弾ですよね。
なんとなく、現代の世界状況というか、アジア・太平洋の危機感を反映していたりするのかな? と思ったりしたのでした。
世界が平和でありますように。
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