義務教育に中学校は必要か

麻生太郎副総理が、義務教育は、小学校まででいいんじゃないか、微分積分、因数分解なんか、大人になっても使えへんやろ、みたいなことを言っておられたそうですね。

その本意とするところはよくわかりませんが、私も、微分積分は、必須でなくてもいいと思います。使ったことないし。

しかし、中学校で学ぶのは数学だけじゃないでしょう。

世の中を生きていく力を身につけるために、小学校だけでは足りないような気はします。

国語は、きちんと人に意見を伝えられる文章力を身につけ、ヤフオクで物を売れるくらいになってもらいたい。コミュニケーション能力として、読み書きだけでなく、話し方も大切です。また、百人一首などの古典も、日本人の教養として、読めるようになってほしいです。

数学は、家計の財務諸表が作れたり、金利の計算ができるくらいにはなってほしい。カード破産しないように。確率論を学べば、ギャンブルの馬鹿らしさも理解できるだろうし、統計論を学べば、テレビの嘘デタラメに騙されなくなるでしょう。

理科は、ドクターストーンの千空とまでとはいわずとも、基礎的な科学、化学、医学、土木、宇宙、気象、動植物微生物など、なんでも興味関心を持てるように、楽しく面白く教えていただきたい。日進月歩のAIの基礎知識も必須でしょう。

社会は、経済の仕組み、法律のいろいろ、政治や選挙ことなど、実社会に出ればたちまち巻き込まれることなのですから、しっかり教えてほしい。これ、知らないまま大人になって、脱サラして経営者になってから慌てふためく人が多すぎます。こういうことこそ、義務教育で教えるべきだと思います。というか、先生が理解できていないか…。

ほんで、歴史のほんとうの話ですね。竹田恒泰先生の教科書で勉強してほしいです。

英語は、現状もっと充実させる方向で動いていると思いますが、日本人としての英語でいいと思います。ネイティブスピーカーになる必要は全然ないですが、しっかり国際社会で生きていけるように。

芸術は、音楽美術書道茶道など幅広く触れてほしいですね。専門知識より、体験が大切だと思います。知識は後からでも得られますが、体験は学生時代にやっておかないと、一生触れることがない、ということもありえそうで怖いです。

図画工作家庭科は、女子でもDIY、男子も男の手料理の知識は、必要でしょう。男も女もたくましく。

保健は、健康を守るための知識、病気の本当の話なども。異性に対する正しい知識も必要でしょう。生活習慣病にならない食生活は子供のうちから。怪我の応急処置や、人命救助、介護の知識や技術も必要となるでしょう。

体育は、いろんなスポーツに触れるのも良いですが、護身術は必須です。柔道剣道などのスポーツ格闘技じゃなくて、護身術。身を守るという同じ意味で、サバイバルの知識と技術。防犯や防災にも繋がります。基礎体力が最も伸びるこの時期、体育の時間はもっと増やすべきだと思います。全員100km歩き通せて、10kmの遠泳ができるようになってほしい。

義務教育の課程にはないと思いますが、心理学。他人の気持ちを知って、先回りして優しくしたり、または自分有利なポジションを取る技術。リーダーシップの学習と訓練。全員メンタリストになって、いじめ撲滅にも役に立つと思います。

課外学習としては、掃除!

うちの子の学校は、トイレ掃除に業者が入っているんですよ。いつもピカピカ清潔なのはいいですが、自分たちのトイレは、自分たちでキレイにするって、生きていく上での基本だと思います。こないだ小4の娘に、私の職場のトイレ掃除を手伝わせたら、こんなの初めてー、おもしろ~い、と喜んでやってくれました。

そして、ボランティア!

損得勘定抜きで世のため人のための精神を叩き込まれてほしい。

まだまだ義務教育で学んでほしいことが思いつきそうですが、これ全部3年間で、となると厳しいような気がするなあー。

義務教育を3年延ばして、高校までにするほうが良いんじゃないでしょうか?

大学は専門のお勉強で良いと思います。

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