足の踏みあい推手

私が先生をしている、マンションと近隣の皆さんむけの太極拳教室では、歩行練習、基本功、套路、推手と、90分という短い時間でまんべんなくやっています。(最初は2時間だったのですが、きついといわれて、短くなりました。)

もう2年になりますが、套路はまだ最後までたどり着いておりません。

推手は、ようやく四正推手っぽいところまで来ましたが、手をぐるぐる回す、という意識にならないように、手を変え品を変え、色々楽しくやっております。

先日、娘との遊びにヒントを得まして、足の踏みっこ遊びを取り入れてみました。

みなさん、手の動きに意識が囚われすぎて、足の置き場がてんでバラバラだなあと思えましたもので、ちょっと足元にも意識を向けてもらおうと思ったのです。

搭手のところから、手は動かさず、足を動かして、相手の足を軽く踏んでみましょうというエクササイズです。

これはなかなか楽しいと見えて、おばさま方、キャピキャピと喜ばれました。

隣で遊んでいる、幼稚園の集団と張り合えるほど、キャピキャピします。

前の足ばかり狙うのではなく、相手の後ろ側の足も狙ってみましょう!といえば、より間合いが深くなります。

やっているうちに、脛や膝でガードを始めるという猛者も現れました。これは、期待以上の成果!

ひとしきり遊んだ後、套路の練習。金剛搗碓では、相手の後ろの足を踏むつもりで、開歩しましょう!といえば、形がグッと良くなりました。

これも、予想外の効果。

思いつきで始めた練習方法ですが、なかなか良かったなあ。ときどきは足の踏み合いもやっていこうと思います。

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