相見積もりという言葉がありますね。
なにか物を買うとか、サービスを導入するとかいうときに、複数の業者に見積もりをとって、比較するというものです。
同じ商品、例えば自動車とかを買うのに、相見積もりを取って、金額に差があるのなら、安いところで買えばいいと思いますが、金額だけでは比較の難しいものってありますね。
工事費とか、弁護士費用とか、安かろう悪かろうとなる可能性のあるものは、さて、相見積もりって、どうなんでしょう?
コンペというのはあります。こういう内容を実施して、費用はこのくらいになります、という競争です。
しかしコンペは、選定する側も、なかなか難しいです。質と価格の関係が、妥当かどうかわからないのです。
結局、質の差で選ぶのか、費用の差で選ぶのか、どっちを優先するのかという話になります。
そして、未実施なのだから、質の差は、まだわかりません。これまでの実績とか、評判で判断するしかないです。
価格だけで選ぶと、新幹線を導入するのに、日本製か中国製かどっち? メイドインチャイナ、安い! フォローは最悪!みたいな話になりかねません。
だいたい、そもそも、相見積もりって、コスい行為だと思うのです。
頼むなら、質のいい方に頼みたいです。もう意志は決まっています。でも、あちらさんは、なんぼでやってくれると言ってますけど、オタクは安くならないの? みたいな駆け引きのネタでしかありません。
イヤラシイです。根性悪いです。
信じて任せるなら、比較は不用です。
相見積もりなんて言い出す奴は信用なりません。
私が、相見積もりをとられる側なら、もう結構、そちらに頼んで頂戴! と、見捨てると思います。
武術指導していただく老師を、月謝で比較するなんて、そんな愚かな話はありませんね。
生きるか死ぬかの瀬戸際なら、1000万円でも手術はブラックジャックにお願いしたいです。
これはもう、駆け引きとかデータ分析じゃなくて、直感の話です。左脳じゃなく、右脳で決めるべき話です。
そんなわけで、相見積もりなんか意味がない、と思ったという話でした。
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