簡化二十四式太極拳を理解しました

妻子供とともに、簡化二十四式太極拳を習っています。

通っている地元の太極拳教室の、子供向け長拳クラスがなくなりまして、しょうがないので娘は太極拳クラスに転向したのです。

妻も長らくお休みしていましたが復帰して、そんならということで、私も楊式太極拳クラスから、二十四式クラスに転向しました。

この教室の楊式太極拳って、ナンチャッテなかんじで、真剣に学ぶこともないし、それならば、形だけでも二十四式を覚えておこうと思ったこともあります。

見様見真似で、套路の順番くらいは覚えてましたが、細かい動作までは知らなかったのです。

公園の推手の集まりなんかで、私に聞いてくるオバサマ達は、やはり二十四式の学習者が圧倒的に多いです。

オバサマ達に推手を教えるのに、二十四式は知らん! とも言っておれませんし。

夜の教室は、なかなか都合が合わず、飛び飛びのレッスンでしたが、なんとか一通り覚えました。

先生からは、それは陳式、二十四式はこう! とよく注意を受けます。

陳式、楊式、二十四式を、しっかり分けましょう! なんて言われますが、それはどうなんかなあという気もします。

関西弁と、福岡弁と、名古屋弁の違いみたいなもんやないか、アナウンサーになるわけでもなし、通じる日本語が話せたらええやん、みたいに思ってしまいます。

表演大会に出るならば、規定に合わせないといけないとは思いますけど、この教室から大会エントリーなんてありませんし。

というより、先生の太極拳は、太極拳としてアヤフヤで、どこそこ弁以前に、会話に使える日本語じゃないですよと言いたくなります。

私と推手をしたら、たぶん5秒も立っていられないと思うなあ。

マンションでやっている教室の生徒さんだったら、指摘、修正しまくるなあ。

もちろんこちらでは生徒ですから、そんなことは言いません。素直にハイ、ハイと聞いてその通りにやろうと努力しております。

が、要諦から外れてしまうような動作は、できない体になっておりますね。私。

纏絲の勁を自ら途切れさせるようなヘンテコな動きは、無理です。自然に動こうとしたら、「それは陳式!」みたいに言われます。

蹬脚は膝をぴーんと伸ばして! というのもできません。推手でそんな事したら、たちまちひっくり返されそうです。

かとおもえば、下勢で低く沈むと、それはダメ、みたいに言われます。低い体勢では体重移動ができないからだそうです。いや、できるし…。

独立式は、せめて2秒、片足で立ってみて! という要求がありましたが、それなら2分でも平気。

家でも24式の自主練習をしてみました。たぶん先生の見本は変なので、自分の中で養われている太極拳の要諦を守るようにして、組み立て直してみると、おや、これはN先生の動きに似てきたぞ、と気づきました。

N先生の套路は、ちょいちょい見かけます。蹬脚は低くて膝も曲がったままだし、ダラダラと手を抜いているのかなあと思ったりしてましたけど、ちゃんとやったら、ああなるのですね。

と、勝手に納得したのでありました。

N先生も、身分を隠して、生徒に紛れ込んだら、いろいろ指摘されるんかな? と想像すると、なんだか笑えます。

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