太極拳がゆっくりになる

以前から、ゆっくり練習しておりましたけど、これまでは、ゆっくりしようと思ってやってました。

細かいところに気を使って、正確にと思うと、ゆっくりになるということもありましたが、やはり意図的にやってました。

今、一つステージが上がりまして、自然の波動に合わせようと心がけて練習するようになりました。

雀やカラスの声、風による空気のゆらぎ、排水溝の水の音、雨に濡れる感覚、などなどを感じながら動くと、自分も公園の木の一本になって枝がゆらゆら揺れているような気がしてきます。

人間の殺意が消えたのか、野良猫が至近距離まで寄ってきます。

これまでも猫には囲まれていましたが、遠巻きに見られていました。警戒されていたのですかね?

自然に溶け込んで、猫の警戒心が消えたのかもしれません。

套路は、どこをやっているのか、ふと忘れてしまいます。忘れてますが、体が勝手に動いてくれます。

ゆらゆらは止まりません。

気がつくと、収式です。

時計を見ると、30分近く経っておりました。

これが本当の慢練なのかなー?

達人にまた一歩近づいたような気がします。

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