上達には素直さが必要だと思う件

毎週通っている太極拳の推手道場のメンバーが、どんどん増えています。

私がお世話になりだした頃は、男ばかりの3人、4人くらいで、5人もくれば満員御礼というかんじでしたが、今は15人くらいになっています。女性も増えました。

今年に入って、40代の若手、つまり私より年下がお二人、入ってこられました。

今まで私が最年少だったんです。

お一人は、なんと、太極拳は初めてという、フラメンコダンサー!

私もフラメンコギター歴は20年以上、最近は沖縄三線に持ち替えておりますが、かつてはママさんフラメンコチームの伴奏もしていたことがあります。

話が合いそうだ。

新人には、先生方が手取り足取り教えられて、私は、ベテランオバサマ方と練習です。

ベテランというのは、太極拳歴が長いという意味です。

いろんな太極拳、あれもやってこれもやって陳式もやって、というオバサマAさんが、バランスボールに座って、站樁功をされてまして、「これで良い?」と聞かれました。

「そりゃ、だめですねえ」と答えました。

まっすぐ座れてないのですねー。グネグネです。

まっすぐ座れていれば、ぴょーんぴょーんと弾めば、垂直にジャンプできますが、Aさん、ぜんぜんまっすぐ弾めません。

ボールを使わずに、普通に站樁をしてもらうと、やっぱり、できてないのですねー。ちゃんと立ててない。

一方、24式しか知らないけど、最近ずーっと、私と推手の練習をしているオバサマBさん、あまり站樁はしていませんが、立ってもらったら、わりとちゃんと立ててました。

推手練習が功を奏しておりますね。

あれこれかじっても、基本がなってなかったらダメ、あれこれ知らんでも、一つちゃんとやってたら、ちゃんとできる、というわかりやすい比較になりましたね。

Aさんに、いろいろ教えてあげると、「でも」「でも」と、なんだか言い訳が多いです。推手をすれば、負けん気が強くて攻撃的。捨己従人の境地は遠そうです。

Bさんは、教えてあげると、「えーっ、ホンマ!知らんかった!」と喜んで、素直に実践されます。どんくさくて記憶力が弱いので(失礼ながら)、時間はかかりますが、着実に上達されています。

「でも」「でも」と言うてたら、どこで何を習っても上達せえへんなー、とは口には出しておりませんが、学ぶからには心を空にして素直に受け入れていただきたいものです。

まあ、道場での私は肩書きもない一介の生徒に過ぎませんから、先生方に対するみたいにリスペクトはできないのでしょうけど、これでもええこと言うてまんねんで!

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