下取り車はキレイにしていたほうが高値につくのか?
印象は良くなります。
傷だらけ、ゴミだらけのクルマは見た瞬間、まじめに査定する気がなくなります。
ディーラーの査定というのは、減点方式でして、何センチの傷で何点減点とか、側面要塗装で何点とか、あるんですね。
基準価格が低いと、減点したらマイナスになったりします。見た瞬間、ゼロだとわかりますんで、もう、計算しません。
きれいに洗ってあるクルマなら、いちおうキチンと査定しなければという気持ちになります。
業販での査定は売れる値段から逆算しますんで、ロシアなら上限いくら、とかいうふうに考えてました。
程度によって、売り先と売値が変わるというわけです。
ピカピカに磨き上げる必要はありませんが、マトモに査定できる状態であるほうがいいですね。
大切に乗っているといえば、病的に大切に乗っておられたお客様がいました。
旧車になるには、まだちょっと中途半端というくらいのクルマだったのですが、新車の時についている、シートやドアの内張りのビニールを、つけたまま乗っておられたのです。
10年以上たっていますから、ビリビリで変色しています。
本人は、新車から大切に乗ってきたと自慢してますが、内心、アホや、と思ってしまいました。
ビリビリのビニールに囲まれたカーライフって、どうよ、って。
査定はゼロでした。
また、新車を買うときに、売るときの査定額を考えて、色やグレードを選ぶ人もいますが、
それもどうかなあと思います。
中古車の裏側知っている私でも、そんな選び方しませんもん。
乗っている時に満足できる車を選びます。
(まあ、新車では買いませんが。)
本のカバーでも、iPhoneの液晶のビニールでも、とっとと剥がすのが好きです。
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