車検の費用 ディーラー車検はなぜ高い?

中古車屋さんの裏話

ディーラーの車検は高い、中古車屋さんとか、整備工場は安い、というのが一般的な認識だと思いますが、なぜでしょうか?

ディーラーの車検は、次の法定点検まで(12ヶ月後)くらいまでは、オイル交換くらいで済むように、消耗部品は取り替えることが多いです。取替え部品が多いと、結構な金額になります。

部品は基本的に純正部品で、ホームセンター仕様の安いバッテリーや並行輸入のバッテリーなどは使わないです。(最近は、見積もりをだして、交換しときますかー?とは聞いてくれることが多くなりました。)

車検後の不具合には、保証をつけるディーラーが多いです。車検代はちょっと高くなりますが、ずぼらな人とか、メカに疎い人には良いと思います。

お買い物と子供の送迎にしか車使わないような人だと、バッテリーがあがるだけで、お手上げですものね。

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車検を受けても安心ではない話

これが、ディーラーじゃない街の整備工場は、純正部品にこだわらなかったり、ブレーキパット、あと3ヶ月は持つんじゃない?またそのときにきてね、といったように、融通がききます。

まだ変えなくて良い部品は、寿命まで使いましょうよ、というスタンスが多いのでは?

もちろん要望に応じてフルメンテナンスもしてくれますが、車検基本料金をディーラーより安くしていることが多いと思います。保証は、あったりなかったり。

検査員がいる指定工場と、検査員はいなくて、陸運局の車検場まで検査を受けに行く工場があります。

一番安そうなガソリンスタンドの車検は、陸運局に車検を通しに行く代行をするだけです。

代行手数料5,000円 + 自賠責保険や税金・印紙代 + 修理が必要な場合の部品代や作業費、といった料金設定です。

基本的には、車検が通らない不具合だけ、直してくれます。タイヤの山がない、ヘッドライトの光軸がずれている、窓に飛び石のひび割れがある、など。

タイヤの山が少ないと車検は通りませんが、バッテリーがあと一週間でご臨終なんてのは、陸運局の車検場では知ったことではなくって、現時点で、検査の基準を満たしているかだけで合否の判断がされます。

ですので、車検を受けたから、しばらくは安心ってことはないのです。

ガソリンスタンドも代行だけでは儲かりませんので、バッテリーやオイル類、ワイパーゴムの交換くらいは勧められると思いますが。

ユーザー車検も恐れるに足らず

自分でいくユーザー車検は、代行手数料も省けて、もっとも安上がりではありますが、クルマのメカのことに詳しくないと、通らなかった時にあたふたすると思います。

そういう人のために、車検場の近隣には、飛び込み客を待っている整備会社が並んでます。そちらに飛び込めば、力になってくれます。

ちなみに、トヨタの車はトヨタで車検を受けねばならないと思い込んでいる人がいますが、どのディーラーも歓迎です。

次の乗り換えは、ぜひ我が社で! と期待するからです。

現場のサービスマンは、他メーカーの車は勝手が違ってやりにくい、なんて思っているのですが。

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