以前、安田先生に、正座しているところから、飛び上がって瞬間的に立ち上がるというのを見せてもらったことがあります。
真似してやってみたら、なんとか、できたのはできましたが、けっこう無理くり感がありました。
それが今は、余裕でできるようになりました。これは丹田の使い方にコツがあります。
伏虎の体勢からも、スパッと、立ち上がれます。腕を一気に、寄せて合わせると、足も瞬間で閉じられて、直立できるのです。
公園に膝くらいの段差がありましたので、飛び乗れるかな? となにげにやってみたら、見事に成功。
助走なし、体を沈めて伸び上がるという予備動作なしです。これも丹田の使い方が肝です。馬歩のまま、フッと体が浮かぶような動作です。
丹田をどう使うのかと聞かれると、特に丹田を意識してどうこうするというわけではないのですが、なんか、丹田力が作用しているような気がします。言葉で説明するのは難しいです。
古のカンフーの名人が、壁の上に瞬間的に飛び乗ったとかいうのも、この作用じゃないかと思います。軽身功ですね。
オウム真理教の教祖がやってた空中浮揚術もこれかなあ? しらんけど。
私の先生は、頭の高さを変えず、足だけ浮かせて瞬間的に横移動されます。推手のときに、瞬間移動できて便利なのだとか。
私はまだ、頭が上下にぶれてうまくできませんが、推手で飛ばされる時、似たような感じで、スライド移動することがありますね。
飛ばされて着地する時、両足で震脚して、体勢を立て直しています。このテクニックは習ったわけではありませんが、頻繁に飛ばされている内に、自然と身につきました。
軽身功というのは、なにか特別なサーカス的技術のように思っておりましたが、あんがい、太極拳をきちっと修行していれば、ある程度、原理的なものが身につくのではなかろうか? という気がしてきました。
パルクールみたいな忍者みたいな技ができるようになるとは思いませんが、ちょっと色々と、試していきたいと思います。
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