お墓参りのマナー

お盆はお墓参りの時期です。

私の家からご先祖様のお墓まで、たいして遠くないのですけど、お盆やお彼岸といった世間一般的なお墓参りの時期しか、いっておりません。

せめてひと月に一度くらいは参らないとなあと思いつつ、予定表に入れる類の用事でもないし、ついつい忘れてしまいますね。

 

ところで、今の時代、お墓も永代供養になって、昔ながらの墓地になじみのないという若者も増えている様子。

墓石の前にある、お水を入れたり線香やお花を立てたりするとこが、何なのかもわからないという人もいるのだとか。

しかし、古くからある先祖代々のお墓があるならば、いずれはおもりをする番がやってまいりますから、お墓参りの仕方くらいは知っておくのが良いと思います。

目次

お墓参りに必要な持ち物

お寺によっては、お墓参り道具も万端揃えてくれていたり、普段からのお手入れもしてくれているところもありますが、我が家の先祖代々のお墓は、古くからの公営墓地ですので、貸出道具はなんにもありません。

お手入れをしてくれる人もおりませんので、1年に数回しか行かないようだと、毎度、草ボーボーになっております。

そんなわけで、お墓参りには、いろいろ持っていかねばなりません。

お墓参りグッズ 一覧


お供えのお花
線香とライター(風が強いとなかなか点かないので、炎の強いのがオススメ)
数珠
バケツ
柄杓
たわしやブラシ(墓石を磨きます)
タオル
軍手
草引き、草抜き用のスコップなど(写真のような二股になっているのが使いやすいです。)
虫除けスプレー
虫刺されの薬
水筒など(水分補給しないと倒れます。)
ゴミ袋(古い花や引っこ抜いた草などを処分するため)

お墓参りの服装

法事じゃないので、喪服は着ないで良いですね。

帽子や日傘(炎天下ですと必要)
動きやすい服装
運動靴
夏でも長袖の服が好ましい。(ハチが飛んできたりするので)

あらたまった服装というより、キャンプや農作業をイメージしたほうが良いでしょう。

ただ、これは荒れ放題のお墓の場合でありまして、普段からお手入れができていれば、普段着でいいと思います。というか、なるべくきちっとした服装のほうが、先祖に対して礼儀をわきまえているということになると思います。

お墓参りの作法

まずは、合掌。

そして、草引きやゴミ拾いをして、キレイにします。

墓石もきれいに磨きましょう。あまり水をかけるのは、風化が進むとか、先祖に冷水を浴びせることになって良くないとも言われますが、うちはあんまり気にせず、水をかけてタワシでゴシゴシやってます。年老いた親の介護をしているつもりでキレイにさせてもらったらいいんじゃないでしょうか。

 

お墓がきれいになったら、お花や線香をお供えします。

それから、心を落ち着かせ、手に数珠をもって、合掌して、拝みます。ご先祖様に感謝とか、近況報告をするつもりで、じっくりとお墓に向かい合いましょう。

 

あんまり他の人もいなかったので般若心経を唱えてみましたが、浄土真宗の家は、南無阿弥陀仏と唱えるだけのほうがいいそうです。日蓮宗だと南妙法蓮華経ですね。

(般若心経はオールマイティだと思ってましたが、阿弥陀如来に救われるという教えの浄土真宗にとっては、般若心経の内容は複雑で、邪魔になるのかもしれません。)

食べ物のお供え物は、放置していくとカラスに荒らされますので、お墓参りが終わったら持ってかえっていただきましょう。

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