虫愛ずる姫君

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「虫愛ずる姫君」は平安時代の短編物語集である「堤中納言物語」にある十篇のうちの一つ。

図書館に絵本を借りに行って見かけたので、借りてきました。

風の谷のナウシカの原作であると聞いたことがあって、前から興味はあったのですよね。

虫愛ずる姫君のあらすじ

大納言の娘なんで、お姫様なんですけど、このころの高貴な女性たちのように、眉毛はそらず、お歯黒もせず、毛虫を捕まえて観察するのが好きという変わり者なのです。

侍女や親も困り、あれこれ言いますが、見かけの美しさより、現実世界の原因と結果を知りたい、所詮この世は夢幻、人にどう思われようがかまわない、という人なのです。

興味を持った公達が、蛇のオモチャで驚かせたり、女装して近づいて歌を届けたりするんですけど、ロマンスには展開しないで、あいかわらず、そこらの男の子たちと虫取りして遊んでいる、というあらすじです。

源氏物語に出てくるようなキャラクターとはずいぶん違って、コミカルですが、なかなか深いお話。

こういう物語が平安時代にあったのだなあ。

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