ナイフ推手

太極拳

前に異流派推手交流会にラバーナイフを持ってきていた人がいて、ナイフ推手が面白かったことを思い出しまして、私も模擬ナイフを作って、推手道場に持っていきました。

段ボールを切って重ねて、色紙を張り付けて、柄の部分にガムテープを巻いて作ったものですが、本物と見まごうばかりの出来栄えです。

4本作りました。

次の写真には、本物のサバイバルナイフが紛れ込んでおります。さて、本物はどれでしょう!

ちょっと難しかったですかね?

さて、ナイフ推手です。

段ボールナイフをお互い右手に持って、搭手から推手を始めます。

雑な、武術的な動きをしていない人は、首とか肘とか、カンタンに切られます。

斬られたくないので、動きが変わってきます。

ナイフを持つことで、用心深くなるってわけです。隙が無くなります。武術修行をしているのだ!と認識があらたまります。

人によっては、動きが固くなったり、体をねじってよけようとしたりという弊害も見られましたが、それも経験ですね。

ナイフ推手、けっこう難しいです。膠着状態になりがちです。

推手なので発勁で飛ばしたりもするのですが、飛ばされながらも振ってくるナイフに切られます。

腹の皮一枚切られながら、首や肘の血管を切断! これは相打ちか??

四正推手の通りに動くのが一番安全だと思ったのですが、チャンバラのノリでぴゅんぴゅん振り回す人もいて、これ、けっこうよけるのが難しく、だいぶん切られました。

間合いが遠くなると、つい、かつて学んだ剣道のノリになってしまいますね。コテ、メーン!みたいなかんじ。しかし、それは自爆覚悟の攻撃で危ないです。

両手にナイフを持つと、ますます難しいです。掌が使えません。

脇腹を切られがちなので、守ろうとすると、おお、これは双刀の朝陽の構えだ!みたいな気づきもありました。

なんだか遊びみたいなしょうもない練習ですが、なかなかに面白く、意外と多くの気づきを得られます。けっこうおススメかも?

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