私の主催する、マンション公園での自治会協賛太極拳教室では、このごろ棒を使うのがトレンドです。
棍の套路をやるわけじゃないのですが、歩行訓練とか、基本動作とか、棒を使う方が上達しやすいように思います。姿勢が整うし、手足の連携もよくなりますね。生徒さんも面白いようで好評です。
本日は、前に道場で試してみたダンボールナイフ推手もやってみました。
こちらはみなさん、相当に戸惑っておられました。
ナイフを持つと、武術的な意味合いを否応なく意識することになりますが、力みまくりになってしまって、これはちょっと、うちの教室ではイマイチだったかな? という気もしました。
手首をガシッとつかんで、へっぴりごしになって踏ん張ったりして、固まってしまうのです。
固まってしまっているところ、私が一呼吸してちょっと動いたら、生徒さんが派手に後ろに跳んで行ってしまいました。
こちらの教室では、そういうことは普段しないので、飛ばされてびっくりしたでしょうが、私もびっくりしました。
全然、飛ばす気はなかったのです。勝手に飛んでった!
正しい架式に力づくで当たると、こうなるんだなあーと、改めて太極拳の合理性を認識した次第です。
と、感心している場合でなくて、幸い、地面は柔らかい芝生だったので、なんともなかったですが、もうちょっとで木に激突するところでした。
危ない危ない、今後、気をつけよう。
それにしても、太極拳ってすごいもんです。
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