10万円の特別定額給付金の申込書が届きましたので、家族三人分、申請いたしました。
娘は「やったー、ニンテンドー買ってー!」と、おおはしゃぎ。
バカモン!
生活費の足しにするのだ。
目次
特定給付金とベーシックインカム
10万円、毎月くれたらベーシックインカムだなーと思いましたが、武田邦彦先生がYouTubeで「ベーシックインカムは良くない」という意見を言っておられました。
武田先生の話はけっこう面白くて好きですが、私は武田先生とは違う意見でして、ベーシックインカムは悪くないと思っております。
武田先生の意見は、短くまとめると、こんな内容でした。
「日本以外の国々は、少数の支配階級と、多数の支配される人々から成っていた。ベーシックインカムは、支配階級から貧民への施しみたいな考え方である。日本は、昔から平等であり、行政上の偉い人も支配者ではなかった。日本人は、全員が働いて社会を動かしている。日本国憲法がGHQにより作成されたとき、勤労の義務を入れてほしいと要望したのは日本側であり、GHQを驚かせた。人が働かなくなるようなベーシックインカムという制度は、日本の良さをダメにする。どうしても働けない人は、みんなで助け合って支える。」
とても素晴らしい意見だと思いましたが、私は、ベーシックインカムと、勤労の義務は、相反するものではなく、同時に成り立つものだと考えています。
これも、武田先生が強調する、日本人の良さを信じての考えです。
金があるなら働かない?
まっとうな日本人なら、毎月、定額で、お金をもらえたとしても、働くと思うのです。
働いた分は支給額を減らします、という生活保護と違って、ベーシックインカムはその名の通り、基礎所得ですから、勤労意欲を削ぐ役割にはならないんじゃないかと思うのです。
生活費は入ってくるのだから、生活には困らない。じゃあ、世のため人のために働こう! というふうに、大多数の人は思うのでは?
生涯分稼いで大金持ちの人も、喜んで働いてますもんね。
サボってても基本給はもらえるし、ついでにダラダラ会社に残って、残業代を稼ごうというような精神より、よほど健全ではないかと思います。
社会主義に失敗したソビエト連邦とは、国民性が違うと思うのです。
ベーシックインカムがあれば
ベーシックインカムで生きていけるのなら、ブラック企業でイヤイヤ働かなくてもいいのです。
お給料が少なくともやりがいのある仕事に転職すればいいし、失敗を恐れず、起業もできるし、ボランティアで生きていってもいいわけです。
アーチストも、売らんがための大衆迎合せず、信念に従って芸術活動ができます。
小銭がほしいための詐欺やドロボーも減るでしょう。
受給額が減るのが困るから働かないという、身体障害とか高齢の生活保護受給者も、ベーシックインカムがあるなら、ちょっとしたことでも働いて、社会活動に参加できます。
働きは、生きる喜びだと思うのです。(反社会的不良外人を除く)
また、家族のあり方も変わるでしょう。
国民全員に一律ベーシックインカムがあるなら、家族の大黒柱が地方から都会に出稼ぎにいかなくても、大家族で暮らしたほうが裕福です。
世代間の断絶が防げるし、文化や技術の承継にもプラスになりましょう。
子供は多いほうが、お金も増えるのだから、少子化にも歯止めが効きますね。
こう考えると、ぜんぜん悪くないじゃないですかー!
ただ、ずーっと未来永劫継続的に、全国民に支給し続けられるのか? という問題がありますね。
これは財政をコントロールする、政治家や官僚の、知恵を振り絞って腕を見せるところだと思います。
コメント
ベーシックインカム。一見よさそうに見えますが・・・ 肉体労働する人はいなくなって社会の機能が成り立たない気がします。
いっぺんやってみないとわからないですねー。
しげさま
ベーシックインカムを導入できる国というのは、肉体労働に限りませんが、単調でつまらない、辛い仕事を、すっかりITにまかせられる社会であるということが前提なのです。
肉体労働であっても、クリエイティブな仕事なら、低賃金でもやってみたいと思う人もおられるかも。
私は、植木職人とか、刀鍛冶とか、やってみたいような気もします。
介護職とか保育士とか、職人、作業員 など人がしないといけない職種もまだまだありそうで。 その辺の人でが不足しそうです
介護職の場合、「でもしかヘルパー」が存在するのは確かですが、一方「ヘルパーが天職!」という人もおられるのです。
現状では、あまりにも薄給なので、なり手が少ないのですが、ベーシックインカムで生活の安定が保証されていれば、やりたいという人が、もしかするといるかもしれません。
職人は、けっこう、希望者がいるような気がしますねえ。
どれだけ、やりがいがあるか? というところが問題になるように思いますよー。