綱引きというのは、力自慢が強いものと思っておりましたら、そうでもないようです。
単純な筋力より、テクニックがものをいう世界だそうで…
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高齢女性にマッチョ男が負ける
私の弟がムキムキのマッチョなんです。
ボディビルのジムに通い、ベンチプレスでは記録も持ってました。40歳を超えた今も、ドラゴンレースなんかで筋肉を維持しています。
綱引きも、綱引き用の靴とか持っていて本格的なんですが、年上のおばさんに、1対1の引っ張り合いで負けた! というのです。
おばさんは、そんなにムキムキマッチョというわけでもなく、60kgくらいの体重で、女性にしては少し大柄ではありますが、巨漢と言うほどではありませんね。弟はもっとでっかいです。
しかし、おばさん、足が地面に刺さってるかのような安定感で、いくら踏ん張って引っ張っても、動かない!
逆に、ズリズリと引き寄せられたということなのでした。
体全体が調和して、最大に効率的に動いているのですね。
筋肉自慢では勝てない
綱引き道場には、トレーニングジムの猛者がけっこうやってくるらしいのですが、かなりの確率で挫折してやめていくのだとか。
自信満々の鼻が、ポッキリおられてしまうからなのですと。
これ、太極拳で、ヨレヨレのおじいさんが、ムキムキの腕自慢を推手ですっ飛ばすのと似ていますね。
筋肉の量じゃなくて、体の使い方がいかに合理的かということですね。
年とともに、筋肉は衰えていきますが、技術はどんどん積み重なるわけで、私も、まだまだ成長の余地ありということで、嬉しくなります。
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