パラグライダー体験

武道・スポーツ

私の友人で70歳になる人がおられまして、その人からパラグライダーに誘われたのです。

70歳にして初挑戦したいのだけど、一緒に行ってくれへん? ということで。

頼まれごとは試されごと、基本的に来る者拒まず主義の私としては、はい喜んでと、同伴させていただきました。

朝5時に出発して、琵琶湖の東側にある伊吹山に参りました。

目次

パラグライダーは簡単に飛べました

この日の参加者は5人。午前の体験コースです。

早朝は霧で真っ白でしたが、レッスンが始まることには、スカッと晴れ渡ってくれました。

ラッキーなことに、風の状態がとても良かったらしいです。普段の行いが良かったからに違いない。

地上でのレクチャーが1時間くらいあるのだろうと思っていたら、いきなり機材を担いで斜面に。実際に装着しての説明でありました。

手のポジションは、バンザイ、肩、胸、いっぱい下ろすの4つだけ。

斜面に立ち、いい風が来るのに合わせて1、2歩前に出るだけで、グライダーは、ぷわっと上がります。凧揚げより簡単です。

(写真は、友人)

風に向かって、前のめりで歩いていけば、もう足が浮かびます。

地上からのメガホンの指示に従って、手を上げたり下げたりして、静かに着地。パラグライダーをすぼめて、斜面を登り(これがいちばんしんどい)、また挑戦。

最初の数回は、テイクオフのときに足を縮めてしまったり、腕を前に出しすぎたりして失敗しましたが、5回もやれば、ふわーっと10秒くらい飛べました。

高さも5メートルくらいは上がったのではないかなあ。もしかしたら、10メートルくらい飛んでいたかも。

(これは私。友人撮影)

初めての体験でこれだけ飛べるとは感激でした。

パラグライダーのライセンス

体験コースはそんなかんじなのですが、はるか頭上には、何人も飛んでおりました。

地上から100mほどのところ、標高でいえば800mくらいのところを、ゆらりゆらりとトンビのように飛んでおられます。

そんなふうに飛ぶには、ライセンスがいるようで、70歳の友人は、A級ライセンスくらいは取りたいと意欲を燃やしておられました。

だいたい10回くらい練習すれば取れるみたいです。ただ、お年なので1.5倍くらいはかかるかも…とのこと。

詰めて通うのと、ぼちぼち間を空けて練習するのでも上達速度は変わるし、なにより、天気によって、飛べないこともあるということで、気長な話ではあります。

最初がA級、次がB級、その上がNP級、一番上がP級、Pとはパイロットライセンスだそうです。最上位ライセンス取得には、飛行機のパイロットと同じくらいの航空知識が必要だとのこと。

70歳からのチャレンジ、ステキです。

パラグライダーの費用

体験コース半日は保険料を入れて6,000円でした。2回目からは割引があるということ。

案外、安いなあと思いました。

上達していくには、自分専用のパラグライダーが必要になってきますが、これはグライダーの幌の値段が35万円から50万くらい。中古品は推奨しないとのこと。

他に、ランドセルみたいな椅子と、ヘルメットやら無線機が必要だそうで、だいたい60万円くらいで一式揃うみたいです。

中古車くらいの価格で楽しめるってわけですね。

駐車場代もかからないし、趣味としてはそれほどブルジョワでもないです。自家用セスナとか、プライベートジェットを買うような富裕層でなくても十分楽しめる範囲だと思います。

ただ、私のところから、飛べる環境までが遠いというのがネックです。

本格的に趣味としたいとまでは思いませんが、ひとりでゆうゆうとのんびり飛んでみたい気はします。

となるとやはり、ライセンスは必要か…。

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