みぞおちの感覚 涵胸 含胸

また新しい感覚を得ました。太極拳の話です。

それは、鳩尾(みぞおち)の感覚です。

鳩尾をちょっと、へっこめる、というか、胸骨を鳩尾に収めると指導を受けまして、それは、けっこう前から、レッスンのたびに言われてきたような気もするのですが、わかったつもりで、あんまりピンと来ておりませんでした。

今回、また同じ指導を受けました。

その時は、あら、まだできてなかったのだなあ、くらいに思っておったのですが、後日、ひとりで練習しているときに、ピン!ピン!ピン!と来ました!

なるほど、こういうことか! とても、しっくりきまして、そこに気づいてから、套路の微妙な動きや、体の使い方が変わったような気がします。

ガンキョウというのは、これなんだなあーと理解できたのであります。

涵胸とも含胸とも書きますね。

本来は「涵」の字を使っていたそうで、物事を包容できるように空間を作る、余裕を持つ、伸び伸びと開くというような意味だそうらしいですね。

鳩尾があって、その下は丹田です。私の今の丹田の感覚は、ヘソ下三寸を中心とする、半径25センチくらいの球体です。球体の外周上に鳩尾がある、というかんじです。

その部分が、ひっこんで、空間があり、のびのびと余裕がある、という感覚が、ピピピ!とひらめいたのでありました。

先に、ある程度、丹田の感覚ができていたからこそ、鳩尾の感覚に気づけたのかもしれません。丹田感覚がないまま、ただ鳩尾をひっこめて、と言われても、わからなかったのかも。というか、わかっていなかったです。

上達の段階に応じて、わかること、わからないことがあるのかもしれないなあ、と思った次第です。

とりあえずまたひとつ達人に近づいた!

 

 

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