上下相随が甘かった

太極拳で言うところの上下相随とは、上と下が合っていることですが、これがまだまだ甘かったなあと気づきました。

人に教えるときは、いつも言っているのに、自分があんまりできてなかった!

とくに、良く動かす方の右肘が、いい加減な動きをしていたように思います。定式のところだけ、合わせてたみたいな。いや、定式のところも、きちっと合っていなくて、動きの途中では、なおさらズレまくっていたように思います。

上下相随を守るために、特に肘を意識するようになりましたが、当然ながら、肘だけの問題ではなくて、胸の角度とか、骨盤の向きとか、体重の載せ方とか、全体が合ってないといけないです。

より厳密に、よりゆっくり動かねば。

この気づきで、目標の10分の1レベルから、9分の1くらいにレベルアップしたであろうか。

ところで、先日、娘の学校の運動会の見学に行きました。

中高一貫校でありまして、運動会も中高生が一斉にやります。なかなかの迫力!

私は、ちょいちょい保育園の運動会でカメラマンをすることがありまして、赤ちゃんハイハイ競争とか撮影してます。年長さんのかけっこを撮影するときは、おおーっ、速い! と思ったりしてましたが、高校生のダッシュやらリレーやら、桁違いですね。ここでカメラマンが勤まるであろうか。

しかし、走っている姿を観客席から双眼鏡で追っていると、きちっと全身を使えている子は少ないですね。

骨盤が動いてなくて、股関節から下だけ前後させて、上体は腕だけ振ってる、みたいな。大きくスライドさせてはいても、首とか背中が固い子が多かったです。上下相随がなっておらぬ。

たまに、全身柔らかく野生動物みたいにしなやかな動きをする子がいて、そういう子はやはり、ぶっちぎりで速いです。よーいドンで走っている時だけでなく、入退場とかで流して走る姿も目立ちます。上下が合っていて、美しい。

女の子だととくに追いかけてしまいますねえ。

陸上部とかバスケットボール部の子なのかな? プロスポーツのスカウトマンも、こういう目でチェックするのであろうか。

この気づきにより、今後の自分の練習、人への指導は、またまた変化することだと思います。

 

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