このブログの存在が、直接知る人にバレてしまいましたが、あんがい好評です。
面白い!との声を多くいただいております。(太極拳に関する記事に限られますけど)
何を面白いと感じられるかは、読む人にとって様々なようです。
N先生は、自分の立場では言えない不遜なことを容赦なくボロクソに書いているのが面白いと言ってくれてますし、Uさんは太極拳上達のヒントが溢れている!と言ってくれてます。
私も読み返して、自分の成長具合を辿れて面白いです。あらら、へなちょこなこと書いてたなーとか。
このブログの面白さって、そこにあるんじゃないかと思います。
権威ある重鎮が上から指南しているのではなくて、素人の修行の記録みたいなところですね。
中途半端に武術をかじった生意気な若造が、カンフーの達人と争いになって、叩きのめされ鼻をへし折られ、もう死ぬ、というところで正体不明の名人が助けてくれて、そこからわけのわからん指導が始まり、文句たれながらも修行して強くなり、ついにカタキを討つ! みたいな、古いジャッキーチェンの映画にありがちなストーリーになっていると思うのです。
私は別に争って殺されかけたわけでもないし、師匠の正体は明らかですけど、中途半端なところから、本格的に成長していくところが似ています。
指導内容に謎があって、修行が進むとだんだん意味がわかってくるというミステリアスなところも魅力ですね。
倒したい敵がいるわけではないですが、やたらマウント取りをかましてくるウンチク垂れの非実力者に、反省してもらいたい気持ちもあります。見下してた奴が、いつのまにかはるか高みに上っておった! みたいな。
そういえば、そんなチョッカイかけてくる人、最近いなくなったな…。ちょっと寂しいかも。
まったくの初心者からのスタートでないのも、面白いところでしょう。初心者教室で習うありきたりの内容なんか、読みたいと思いませんものね。
多くの太極拳学習中の人が持っている疑問や誤解が、だんだんと明るみになっていくということろに共感していただけると思います。
これは中途半端だった私だからこそ気づいたことでありまして、はじめから正当な門で修行していた人には、このテイストは出せませんでしょう。
世間の皆様がハマり込む太極拳あるあるの泥沼から、蜘蛛の糸をつかんで浮上して、光明が見えてきた!みたいなフィーリングを感じ取っていただけたら幸いです。
小さな気づきを小まめに記録しているのは、自分メモみたいなもんですけど、読んでハッと気づく人がおられるかもしれません。上達に役立てていただければ嬉しいですが、私の勘違いの可能性もありますので、そこは自己責任で。
このブログで一番ドラマチックなところといえば、やっぱり人とのご縁でしょうね。安田先生との再会を始め、推手の練習相手に恵まれているとか、他武道の方々との出会いとか、生徒ができたとか、普通に練習しているだけでは得難いものです。
これもひとえに私の人徳の致すところでありますが、天の采配に感謝です。
こうなったら達人までたどり着かないことには、ブログを終わることはできないなあーと責任を感じる今日この頃です。
いつになることやら。
いちおう150歳までは生きる予定ですので、お時間の許す方は、お付き合いください。
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