娘が入学した中学校の授業参観に行きました。
小学生の頃から、授業参観には極力参加するようにしております。ハイレベルな私立中学校ならではなのか、パパさんの参加もけっこう多かったです。
自分ちの子どものクラスだけでなく、どの学年のどの授業を見に行ってもいいという、フリーダムな授業参観でありました。
私は娘のクラスの代数と英語の授業より、柔道と薙刀を見学したかったのですが、やってなくて残念。
中学一年生の代数の授業、私はさっぱりわかりませんでしたが、娘は淡々と解いていっているようで、けっこう賢いんやなあ~と感心。
英語は、タブレットを使って、わわわーっとしゃべるのですけど、みんな発音が良いです。
そして、授業の進むテンポが何しろ速い!
先生は、冗談交じりで、どんどん進んでいくんですけど、生徒たちは先生の冗談に反応しながら、ちゃんとついていっている!
濃密な50分授業でありました。
教室も下駄箱も、どこもきれいに整理整頓されていて、先生も生徒も、みんな丁寧にあいさつしてくれます。
私が経験してきた中学校生活とは、ずいぶん違うなあ。
私の頃と言えば、毎朝、校門前で先生が生徒たちをお出迎えしてくれているのはいいのですが、手に竹刀を持ってるんです。
下駄箱の前では、誰かが胸ぐらをつかまれていて、教室の前では、誰かが愛のビンタを受けており、心に揺らぎのある生徒は、精神統一のために机の上に正座です。毎日だいたい2,3人は正座しておりました。
その机には、たいてい相合傘や男女のシンボルマークが彫刻されており、床板には穴が開いており、窓ガラスは、割れておりました。
タバコの吸い殻とシンナーのビニール袋が漂うグランドには、ときどきバイクが走り、先生も張り合ってなのか、ナナハンで運動場を駆け抜けておりました。
グランドは、水はけが悪い上にバイクの轍だらけで、雨が降れば泥沼みたいになるもんで、体育の授業前には、スポンジで水を吸い取るという儀式がありました。
娘の学校と、えらい違いや。
しかしそのおかげで、根性が鍛えられたかもしれません。
私は剣道一筋の(下手くそでしたが)おとなしい生徒で、不良とつるむことはなかったし、不良に絡まれることも、たまにしかありませんでした。
たまにあるといっても、せいぜい学ランのボタンが飛んでいく程度で、どうということもなかったです。
毎日、木刀を紛れ込ませた竹刀袋と防具一式を担いで通学しておりましたので、「木刀で頭カチ割ったろかい!」という無言の闘志が出ていたのかもしれません。
人の頭を木刀で叩いたことはありませんが、古タイヤはよく叩いておりました。
懐かしい思い出だ。
ちょっとくらいバイオレンスな経験もしておいたほうが、世の中に出た時に、たくましく生きられるような気もするのですが、やっぱし、賢い友達に囲まれて、とんとん勉強して、好きな合唱やらバレエやら乗馬に打ち込めた方がいいですね。
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